伝統的建造物群保存事業補助金に調査費用の補助が追加されました

伝統的建造物の修理に伴い、修理の計画を行なうための事前調査に関する経費が補助金の対象となります。
伝統的建造物は建築されてから永い年月を経過しているため、目に見える部分だけではなく、見えない部分についても破損や経年劣化していることが考えられ、更にシロアリ等病害虫の被害も発見されています。
そこで、建物全体の劣化状況と合わせ、建築当初から現在までの改修履歴など、建物の移り変わりについても調査を行い、総合的に修理の検討をする必要があります。
また、建物全体の状況を把握することにより、効率的に修理が行うことができ、修理費用の削減も期待ができます。
この様なことから調査に必要な経費の補助を行います。

調査の補助金概要

対象建築物

伝統的建造物（保存すべき建物として所有者の同意を得て指定した建物）

補助金の額

補助限度額20万円（補助率2分の1以内）
注：申込件数によっては、補助限度額までの補助金交付が出来ない場合があります。

補助の回数

建築物1棟につき、原則として1回限り

調査の内容

• 外観上、構造耐力上及び防災対策上主要な部分の劣化状況、損傷状況、病害虫による被害状況等の調査と材種や寸法、施工方法等の調査
• 劣化や損傷等の修理方法の検討とそれに必要な概算費用検討

申請に必要な書類

補助金交付申請書

補助金交付要綱様式第1号に必要な事項を記入して提出して下さい。

収支予算書

保存事業を実施するにあたり、予定する収入と支出を明示して添付して下さい。

工程表

工程表を添付して下さい。補助金の申請から交付決定には約1か月程度かかりますので、それを見込んで作成して下さい。また、事業は単年度になりますので、事業の期間については許可後から最長でも翌年2月末日までとして下さい。

補助対象の経費の明細書及び見積書の写し

事業内容を実施する際の経費が分かる明細書を添付して下さい。なお、単価について建築コスト情報や建設物価等の公共単価を極力使用して下さい。公共単価に記載がないもの等、見積書を徴する場合は二社以上の相見積とし、その写し及び見積比較表を作成して添付して下さい。また、数量についても立法メートル、平方メートル、メートル等にて明確にし、数値で現せない場合に限り一式として下さい。

建築物等の所有者等の全員が分かる書類

登記簿謄本（本書）や契約書の写し等を添付して下さい。

完納証明書（発行後1か月以内のもの）

本書を添付して下さい。取得方法は下記をご覧下さい。
注：申請者だけではなく、所有者等の全員分が必要になります。

• 税証明に関する申請・交付手続き

その他市長が必要と認める書類

事業内容により、上記以外に書類を添付していただく場合があります。

注：所有者等　建築物等の所有者及び管理責任者
注：この補助金を暴力団の資金源にしないため、桐生市暴力団排除条例に基づき暴力団員等の排除を行います。今後は申請者や建物所有者等の全員が暴力団員等でないことを桐生警察署へ照会させていただきます。事業を依頼する施工業者等についても暴力団員等でないところに依頼して下さい。もし、該当した場合は補助金の交付は行わず、既に交付されている場合は返還していただきます。皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします。

事務手続きの代行について

申請者が事務手続きを建築士や施工業者等に依頼する場合は、事務代行届（様式第2号）を提出して下さい。
注：代行者が行う事務手続一切について、申請者の方は桐生市に異議申立てを行うことは出来ません。そのため、代行者の方と十分に協議を行い、申請者と代行者の双方が同意した内容で申請を行って下さい。

実績報告に必要な書類

実績報告書

補助金交付要綱様式第8号に必要な事項を記入して提出して下さい。

調査結果報告書

劣化状況、損傷状況、病害虫による被害状況等について記載して下さい。

収支精算書

補助金交付要綱様式第9号に必要な事項を記入して添付して下さい。

調査結果図面

• 位置図（縮尺2,500分の1以上のもの）
• 配置図（縮尺200分の1以上のもの）
• 平面図（縮尺100分の1以上のもの）
• 立面図（4方向以上、縮尺100分の1以上のもの）
• 断面図（2方向以上、縮尺100分の1以上のもの）
• 矩計図（縮尺50分の1以上のもの）
• 屋根伏図（縮尺100分の1以上のもの）
• 建具表（縮尺100分の1以上のもの）

仕様書

材種や寸法、施工方法等について記載して下さい。

修理検討書及びそれに必要な概算費用検討書

• 調査結果に基づき、必要になる修理や病害虫の駆除等について、建造物の保存上、優先するべき順番や施工の方法等について検討して下さい。
• それらに必要な概算費用を検討して下さい。

請負等の契約書の写しまたはこれに代わるものの写し

請負等の金額が明記されたものを添付して下さい。

調査費等の内訳書の写しまたはこれに代わるものの写し

申請時から変更されている部分については朱書き等で明示し、変更前・変更後・増減された数量や金額を記載して添付して下さい。

調査者の調査等完了届の写し

調査が完了した日付が明記されたものを添付して下さい。
事業の成果を証する写真等 状況や仕様が分かる写真を提出して下さい。

その他市長が必要と認める書類

建造物の状況によっては上記以外の書類も提出していただく場合があります。

電子データ

上記提出書類については紙面だけではなく、Word・Excel・PDF・JPEG・JWW等の電子データも提出して下さい。
注：図面についてはPDF・JWWの両方を提出して下さい。

その他

この他にも必要な書類があります。詳細は要綱をご覧下さい。

様式

• 補助金交付申請書（様式第1号） （PDF 73.1KB）
• 補助金交付申請書（様式第1号） （Word 38.0KB）
• 事務代行届（様式第2号） （PDF 57.2KB）
• 事務代行届（様式第2号） （Word 34.0KB）
• 実績報告書（様式8号） （PDF 53.3KB）
• 実績報告書（様式8号） （Word 34.5KB）
• 収支精算書（様式第9号） （PDF 40.6KB）
• 収支精算書（様式第9号） （Word 39.5KB）

桐生市伝統的建造物群保存事業補助金交付要綱

補助金の詳細については下記をご確認下さい。

• 桐生市伝統的建造物群保存事業補助金交付要綱（桐生市例規集）（外部リンク）