特定外来生物クビアカツヤカミキリに注意してください

ページ番号1013460  更新日 令和5年6月21日

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特定外来生物クビアカツヤカミキリについて

クビアカツヤカミキリは、サクラやウメなどの樹木に産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らす外来昆虫です。食害が進むと、被害樹木の枯死や落枝、倒木などの被害が発生するおそれがあります。
群馬県内では平成27年7月に館林市において確認されて以降、東部地域で発生が拡大しており、市内でも被害が確認されています。見つけた場合は、被害の拡大防止のため、その場で駆除するようご協力をお願いします。
なお、クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日付けで特定外来生物に指定されており、飼育や生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。

写真:クビアカツヤカミキリの成虫1 前胸は明赤色(撮影個体は若干変色している)
クビアカツヤカミキリの成虫
(群馬県自然環境課ホームページより)
写真:クビアカツヤカミキリ成虫2
クビアカツヤカミキリの成虫

クビアカツヤカミキリ基本情報

項目

説明

名称(和名)

クビアカツヤカミキリ
原産地 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
体長 体長20~40ミリメートル(触角は含まない)。オスの方がメスよりやや小さい。
特徴 胸部(クビ)が赤色。体全体はツヤのある黒色。
生態 幼虫は木の中で2~3年かけて成長し、成虫になると木から出てくる。
成虫の発生時期は6月から8月頃で、幹や枝の樹皮に産卵する。一匹のメスが1000個以上産卵した例があるなど、繁殖力が強い。成虫の寿命は2週間以上。
被害樹木  サクラ類、ウメ、モモ(ハナモモを含む)、スモモ(プラム、プルーンを含む)、アンズなど
主な被害 幼虫は生木の内部に侵食し、食入・加害することで樹木を衰弱させる。被害を受けた樹木は、樹勢を弱めたり、枯死するおそれがある。

クビアカツヤカミキリの確認方法

成虫を発見した場合は、被害拡大防止のため、その場で捕殺し、下記まで情報提供をお願いします。木から木くず(フラス)の発生が見られるなど、被害を受けていることが疑われる場合には、可能な範囲で写真等の記録をとり、下記までご連絡ください。

フラス

  • 幼虫は樹木の中にいて、木に開けた穴から「フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)」を大量に排出します。
  • 「フラス」は、春から秋にかけて排出され、かりんとう状の形をしているものが多く見られます。
写真:クビアカツヤカミキリのフラス
木の根元に排出されたかりんとう状のフラス

脱出孔

  • 木の中で羽化した成虫が脱出した穴です。
  • 脱出孔は、縦に長い楕円形をしています。
写真:脱出孔
成虫の脱出孔(群馬県ホームページより)

駆除方法

幼虫・成虫の駆除

  • 成虫は、見つけ次第踏み潰すなど捕殺し、確実に駆除する。
  • フラスが出ている孔を見つけたらフラスを取り除き、千枚通しや針金を排出孔に入れ、樹木内にいる幼虫を刺殺、または薬剤で駆除する。駆除した後は効果を確認するため、新たなフラスが発生しないことを確認してください。
  • 被害木から羽化した成虫の飛翔による被害範囲の拡大を防ぐため、防風ネット(目合い0.4~4ミリメートル程度、幅1~2メートルのネット)を高さ2メートル程度まで巻き付け、針金やひもで固定する。6月〜8月の成虫の活動期には、定期的に成虫の有無を確認し、成虫を見つけ次第捕殺する。

被害木の伐採

被害が進行すると、農薬による駆除が困難となります。枯れた木は、枝が落ちたり、倒木が発生するなどで人がけがをするおそれがあり、クビアカツヤカミキリの発生源となってしまうため、被害木を伐採しなくてはならないこともあります。
伐採した木は、中に生きた幼虫がいるため、速やかに焼却・粉砕等するなど『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)』に則り作業をする必要があります。

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