株式会社アート【製造業ガイド】

ページ番号1002436  更新日 平成31年2月18日

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所在地

〒376-0011
群馬県桐生市相生町2-620

電話

0277-54-5178

ファクシミリ
0277-53-4835
Eメール

info@art-silk.jp

企業概要

代表者
伊藤 久夫
資本金
1,200万円
設立
昭和57年3月
従業員数
15名
受賞

平成12年 群馬県1社1技術認定(平成12、17年度の2回受賞)
平成15年 中小繊維事業者自立化支援事業採択
平成19年 経済産業省より地域資源活用事業で認定を受ける
平成21年 経済産業省「平成21年元気な物作り中小企業300社」に選定され表彰
平成24年 中小企業優秀新技術、新製品賞受賞(絹タンパク質利用のI2化粧品)

会社PR

弊社は、創業以来、産業資材の仕上げ加工から女性向けのインナーウェア、アウター向けの経編レース生地の染色仕上げ加工を手掛けています。
産業資材では、宇宙船内で使用される特殊ネットの加工や食品製造に用いるろ過布の仕上げも行っています。染色加工では、合成繊維と綿レーヨン等のセルロース繊維との交編・混紡及びウール使いも交えた経編レース生地の染色を主体としていますが、特にスパンデックス糸を挿入したストレッチレースの染色仕上げでは定評があります。
平成12年から群馬県及び群馬大学医学部と共同研究に着手した群馬県産繭のタンパク質を利用した繊維加工への応用。そして、最近では化粧品への開発と応用範囲を広げており、衣料と化粧品の双方で子供から大人までの幅広い層でご愛用いただいております。
繭のアミノ酸は、人間の皮膚に近い天然由来成分で、紫外線吸収・吸保湿・抗酸化作用を持っていると言われる貴重な資源であります。
染色加工から化粧品まで幅広い応用技術で世の中に貢献していきます。

ものづくりへの想い(おもい)

疲弊している地方都市の経済活性化に地域資源を利用したものづくりに貢献し、税収向上と若者が自分の生まれた地域に定着し、活気のある夢がいっぱいの街にしたい。
私達の桐生は山紫水明に恵まれ、東京へは鉄道で1時間40分、自然災害が極めて少なく、西の西陣、東の桐生と言われ、絹織物では日本近代史に残る輸出産業で栄えた日本で誇れる地方都市。私達はこの地で歴史ある染色仕上業、絹(繭)を利用したものづくりが出来ることを誇りに思います。

事業内容

染色・整理事業

写真:社内設備

シワ加工
創業以来手掛けてきた加工。
一過性に留まらず、30年間顧客に愛され続けている加工技術。

  • クラッシュ加工:ハンドメイク法とロボット法がある
  • 経シワ加工:仕上げセットした編物でも、耐久性のあるシワ加工が可。

高堅ろう度染色

  • ポリエステル・綿、レーヨン
  • ナイロン・綿、レーヨン、ウール
  • ポリエステル、ナイロン、セルローズ100%の染色仕上

はっ水加工、フッソ系はっ水加工 [設備]

帯電防止加工
ダニアレルゲンを吸着除去する加工(繊維加工)

  • アトピー性皮膚炎
  • キトサンを成分とした後加工

シルクプロテイン加工

  • ナイロン、綿に最適
  • 肌にやさしい仕上げ加工

消臭、抗菌加工

  • キトサン、ナノ銀を用いた後加工

化粧品事業

写真:繭毛羽

繭の周りに付着している綿のようなもの。これまでは捨てられることの多かった、この「繭毛羽」は、実は繭本体よりも高い機能性を持っているのです。
繭毛羽は本来、蚕が繭を作る時の胎盤の役目をしており、保湿性や紫外線防止効果が高いだけでなく、外敵や微生物等からの防衛機能があるとされています。
私たちは、繭毛羽が本来持っている機能性を損なうことなく、高品質のシルクタンパク質を抽出することに成功し、特許化しました。

写真:I2基礎化粧品

この抽出液を主成分にして誕生したのが、「I2基礎化粧品」です。18種類のアミノ酸を持つ「シルクプロテイン」と、人肌の角質に近い有効成分の有する「リン脂質ポリマー」を有機的に配合しました。
国産原料を使い、手間暇をかけて製造することで、シルク成分を高濃度で含有させています。

写真:子供が石鹸で顔を洗っている

高い安全性、信頼性

日本一の繭生産地、群馬県の養蚕農家や製糸工場から仕入れた、高品質な「国産100%」の繭毛羽を主な原料とし、素材にも製造にもこだわった「作り手の顔が見える」商品です。
これまで桐生市限定販売にもかかわらず、多くのリピーターに恵まれ、累計で石けん(約3,000個)、クリーム(約2,000個)、エッセンス(約1,000個)を販売いたしました。

環境への配慮

通常の絹製品では、取り除かれて捨てられることの多かった繭毛羽を有効活用していますので、地域資源の再利用という意味で、環境に優しい商品です。

会社沿革

  • 昭和57年3月 桐生市相生町に設立(染色整理業)。
  • 昭和59年 カネカ株式会社のカネカロン加工に関する指定工場に認定される。
  • 昭和60年 ラッセルレース(アウター用)にスパンデックスを編み入れた素材を開発。業界初の商品であった。
  • 昭和61年 国産ロケットの内貼り用基布の加工を開始。食品加工用ろ過布の加工を開始する。
  • 平成元年 特殊シワ加工(ロボット法)を開発。
  • 平成11年 特殊シワ(経シワ)を開発。アートウエーブと名付ける。
  • 平成12年 群馬県繊維工業試験場と中小企業産学官連携促進事業「天然繊維及び溶液を用いた環境調和型仕上げ加工技術の開発」に参画。
  • 平成15年 繭毛羽から絹タンパク質を抽出し、その有効成分の利用研究開始。
  • 平成19年 経済産業省より地域資源活用事業で認定を受ける。シルクタンパク質を含浸させた抗アレルギー商品をOEMで生産開始。(女性用下着(細身シルエット)、ガードル、タンクトップ)
  • 平成20年 宇宙ステーション”きぼう”の内壁にロケット用素材が採用される。繭毛羽から絹タンパク質を抽出し、アクリル・ポリアミド等の繊維に定着する技術を群馬県と共同開発、特許を取得。特許第4200416号。化粧品販売製造業許可取得。
  • 平成21年 シルフィード繊維のインターネット販売開始。経済産業省「2009年元気な物作り中小企業300社」に選定され、4月24日に表彰を受ける。
  • 平成22年 桐生限定で化粧品を販売開始。ダニアレルゲン対策品でNHKで放映(8月13日”おはよう日本”)特許を群馬県と共同申請。
  • 平成24年 絹タンパク質利用のI2化粧品が中小企業優秀新技術、新製品賞で受賞。(主催:りそな中小企業振興団、日刊工業新聞社)

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このページに関するお問い合わせ

産業経済部 商工振興課 産業立地戦略担当
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:582・584 ファクシミリ:0277-43-1001
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