おうちのまわりの自然観察

ページ番号1017007  更新日 令和2年6月15日

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おうちのまわりにも自然はいっぱい!身近な自然を紹介する特設ページです。

観察の森のレンジャーがお散歩中に見つけた生きものをご紹介します。
お庭や道端、ちょっとした空き地、公園などでも、いろいろな生きものを見つけることができます。皆さんのおうちのまわりでは、どんな生きものが見つかるでしょうか。

令和2年6月15日(月曜日)

ドクダミ

写真:木陰に咲くドクダミ
ドクダミ(令和2年5月31日撮影)

家と家の壁に挟まれたすき間の日陰でドクダミの花が咲いていました。観察の森の木陰でも良く咲いていますし、街中の半日陰でも良く見られる花です。白い十字の花びら(花弁)に見えるのは本当は総包片(葉が変形したもの)です。葉はハート型をしていて、独特な匂いがします。ドクダミという名前は毒があるからではなく、毒を抑えることを意味する「毒矯め(どくだめ)」から転訛したと言われています。ドクダミ茶など民間薬として利用されています。

令和2年6月12日(金曜日)

ヤマトシジミ

写真:カタバミの葉に産卵するヤマトシジミ
ヤマトシジミ(令和2年6月9日撮影)

カタバミの種をはじいて遊んでいると、ヤマトシジミが飛んできて、葉にとまっては飛びを繰り返しています。もしやと思い良く見ていると、腹部を曲げて産卵をしています。葉の裏側をそっとのぞくと、小さな白い卵が産みつけられていました。
ヤマトシジミは本州から南西諸島まで生息し、春から秋まで、平地から低山地まで広く見られる、身近なチョウです。似た姿をしたチョウが数種いますが、カタバミのまわりを飛んでいたら、まずこの種です。

令和2年6月3日(水曜日)

ツバメシジミ

写真:
ツバメシジミ(令和2年5月31日撮影)

道沿いに生えるハルジオンの花で、吸密するツバメシジミを見つけました。閉じた翅をスリスリとすり合わせる様にずっと動かしています。翅の後ろにはオレンジ色の紋と、小さな突起が出ているのが特徴です。これは尾状突起(びじょうとっき)といい、ツバメの尻尾を連想させることからツバメの名が付きました。北海道から九州まで生息し、春から秋まで見ることができる、身近なチョウです。

令和2年5月29日(金曜日)

写真:キリギリスの幼体
キリギリスの仲間の幼体(令和2年5月27日撮影)

公園に咲くマツヨイグサの花で見つけたのは、3センチメートルほどのキリギリスの仲間です。小さくてもスラリと長い脚や触覚のきれいなこと!まだ背中に翅は無く、幼体です。足元を見ると、他にもバッタの仲間の幼体があちこちにいます。捕まえようと手を伸ばすと、その小さい体からは思いも寄らないほど遠くまで跳ねて逃げられてしまいました。

令和2年5月25日(月曜日)

ヨモギ(もちぐさ)

写真:大きく育ったヨモギ
道端のヨモギ(令和2年5月24日撮影)


 

写真:ヨモギの葉の裏は白色
葉の裏は密生した毛で白く見える

道路の植え込みで、ひざ丈ほどにモサモサと草が生えています。葉は細く切れ込み、葉の裏側は白く見えます。これは春のまだ小さい芽生えの頃に摘んで草餅にするヨモギで、「もちぐさ」とも呼ばれています。
ヨモギは全国の日当たりの良い河原や道端に生えている馴染み深い草で、春の終わりには草丈は50センチメートル近くに成長します。春先の姿からずいぶん変わり、ヨモギかどうか自信が無いときは、少しだけ摘み取って香りをかいでみてください。草餅の匂いがすればヨモギです。
 

令和2年5月23日(土曜日)

ヒラタアブの仲間

写真:ハルジオンにとまるヒラタアブの仲間
ヒラタアブの仲間

ハルジオンの花に黄色と黒のしましま模様の虫が飛んできました。配色はハチに似ていますが、ハナアブ科の一種で花のみつや花粉を食べます。刺したりしないので花で何をしているか、じーっと観察してみてください。

令和2年5月20日(水曜日)

ナナホシテントウ

公園の草むらに何かいないかなと踏み入ると、ツメクサの花にとまるナナホシテントウを見つけました。テントウムシの仲間は、太陽(お天道さま)に向かうように高いところに登る習性があるため「天道虫」と名がついたと言われています。

写真:ツメクサの花にとまるナナホシテントウムシ
ナナホシテントウ(令和2年5月12日撮影)

令和2年5月16日(日曜日)

ナミアゲハ(卵と幼虫)

植木鉢のサンショウにナミアゲハが卵を産んでいきました。よく見ると、産みたての黄色い卵、孵化しそうな卵、鳥の糞に擬態した幼虫(イモムシ)、すでに緑色になった終令幼虫が見つかりました。ナミアゲハの幼虫はミカン科の葉を食べるので、カラタチやサンショウなどの葉を探してみてください。ミカン科の植物には刺が生えているものがあるので気をつけてください。

写真:植木鉢に植えたサンショウ
サンショウの木

写真:小さな黄色い卵
うみたての卵
写真:穴が空き透明になった卵と幼虫
孵化したばかりの幼虫

写真:1センチメートルほどになったイモムシ
鳥の糞のような幼虫
写真:5センチメートルほどの終令幼虫
終令幼虫

令和2年5月10日(日曜日)

ナガミヒナゲシ(植物)

写真:風にゆれるナガミヒナゲシ
ナガミヒナゲシ(令和2年5月10日撮影)

コンクリート壁のすき間から生えているオレンジ色の花はナガミヒナゲシです。名前のとおり2センチメートルほどの細長い実がたくさんついています。
地中海地方原産で、今では野原や道端で良く見かけます。あの細長い実の中には1600ほどの種子が入っています。

令和2年5月8日(金曜日)

アメリカフウロ(植物)

写真:ゲンノショウコそっくりのアメリカフウロの花
アメリカフウロの花
写真:アメリカフウロの株全体像
アメリカフウロ全体像(令和2年5月8日撮影)

街中の砂利を敷いた駐車場でアメリカフウロの花を見つけました。
北アメリカ原産、昭和初期に渡来してきた一年草です。日本固有種のゲンノショウコと花は似ていますが、ゲンノショウコは7月ごろから咲くのに対して、アメリカフウロは5月頃から咲き、花は少し小さく、葉が細かく切れ込みが入っているのが特徴です。

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