新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ【令和2年2月29日】

市民の皆様へ

全国的に新型コロナウイルスによる感染者の数が増加しています。桐生市では、市民生活への影響を鑑み対策本部を設置し、新型コロナウイルス感染症に関する対応方針をまとめ、市全体として対策に取り組んでいるところです。

唐突とも言える国からの学校等における一斉臨時休業の要請につきましても限られた時間の中、学校現場と協議した結果、子どもの安全をまず第一に考え、感染の拡大を最小限に抑制するため、3月4日から3月26日まで市立小中学校・商業高校を休校することとしました。
休校開始を国の要請より遅らせたのは、児童生徒への事前指導、卒業式や入試等を含めた諸行事への対応、共働きや一人親世帯の子どもの預け先など、保護者の不安を一つでも多く解消できるよう準備期間を確保するためです。
休校中、放課後児童クラブでは長期休暇同様の対応を取りますが、多くの児童生徒は各家庭で過ごすことになります。
地域での子どもの見守りへのご協力や子育て中の従業員のいらっしゃる事業主の皆様には特段のご理解とご配慮をよろしくお願いいたします。

引き続き感染予防対策として、不要不急の外出を控えるとともに、手洗い、うがい、咳エチケットの徹底などにご協力いただきますようお願いたします。また、免疫力を高めるため、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけてください。加えて、ご近所の高齢者世帯などの健康状態についても見守っていただきますようお願いいたします。
新型コロナウイルスの感染を抑え込めるかどうか、まさに今が正念場です。
今回の対応についてご不満な点もあろうかと思いますが、お互いが協力しながら市民の力を一つにし、桐生市の総力を挙げてこの非常事態を乗り越えましょう。 ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

桐生市長　荒木　恵司