あしのいろいろ(鳥編)【動物園よもやまばなし】

ページ番号1022852  更新日 令和5年10月10日

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以前よもやまばなしで哺乳類のあしについてご紹介しました。

今回は鳥バージョンをお送りいたします!

代表して以下の3種の鳥類で比較しましょう。

ルリコンゴウインコの正面の写真
ルリコンゴウインコ
ホオジロカンムリヅルの正面の写真
ホオジロカンムリヅル
フンボルトペンギンの正面の写真
フンボルトペンギン

この鳥たちの「ひざ」と「かかと」はどこにあたるでしょうか?

こたえは…

ルリコンゴウインコのかかとと膝の位置
※赤色矢印あたりが「ひざ」、黄色矢印部分が「かかと」です。
ホオジロカンムリヅルの膝とかかとの位置
※赤色矢印あたりが「ひざ」、黄色矢印部分が「かかと」です。
フンボルトペンギンの膝とかかとの位置
※赤色矢印あたりが「ひざ」、黄色矢印部分が「かかと」です。

何か気づきましたか?

「ひざ」は体の中心部分に近く、ほとんど隠れています。

ペンギンは完全に体の中でひざが曲がっていて見ることはできません!

これは、もしひざが伸びていて体の外に足が出ていると、泳ぐときに抵抗が生まれるため、水中でより早く泳ぐために体型が流線型になっているということです。

また、「かかと」が地面に着いていません。

ホオジロカンムリヅルやフラミンゴがあしを曲げて休息している際、来園者の方によく驚かれます。

ヒトと比べると「ひざ」にあたる部分なので、逆に曲がっているように感じますがとりたちにとっては「かかと」にあたるので、時々来園者の方から「足が折れているのでは」という心配の声が聞こえますが、何も問題はありません。

次に歩様の紹介です。

鳥には「片足ずつ交互に出して歩く」「両足を同時に出して跳ねる」2種類があります。

これは鳥のグループ・種、環境・食性によって違ったりします。

当園の鳥達は、どうでしょうか?

実は全てが片足ずつ交互に出して歩きます。

体重が重かったり、体がある程度大きく、地上での活動が多い場合は飛び跳ねるにはエネルギーの消費が激しいため、片足ずつ交互に出して歩きます。

当園にいるセキセイインコやルリコンゴウインコは木の実や種子などを採り、樹上で生活するのでピョンピョンと飛び跳ねることもあります。

例外や細分化すると難しくなるので、今回はこの辺でおしまいです!

最後に最近爪切りトレーニングを頑張っているルリコンゴウインコの写真でお別れです♪

爪切りトレーニング中のルリコンゴウインコ
爪切りトレーニング中のルリコンゴウインコ「サリー」

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