レッサーパンダの同居期間が終了しました!【動物園よもやまばなし】
去年の11月頃から4月中旬までの期間、レッサーパンダは繁殖期間のためペアをつくり同居を行っていましたが、メスたちの発情期も過ぎた様子があるため、これをもちまして同居期間は終了と判断しました!
今季の同居期間中は落ち着いた環境をつくるために同居を行っている屋外展示場の観覧通路は閉鎖したりと、来園者の方々のご協力あってのシーズンでした。
心より感謝申し上げます。
ここから先は今季のペアリングの様子をお伝えします。
まずは、オスの「かずのこ」とメスの「桃桃(タオタオ)」ペアです。
今回で2回目のペアリングということもあり、序盤から距離が近く「かずのこ」は積極的に「桃桃」を追いかけていました。威嚇されてもめげずに恋鳴き(求愛するときや、自分の存在をアピールするときの小鳥のような高い鳴き声)をして追いかける姿にひそかに心を打たれました。
今季初の「桃桃」の恋鳴きを確認した日は特に「かずのこ」が積極的に追いかけ、何度も「桃桃」の背後に回り飛びついたりと猛アプローチ。ですが、その日の「桃桃」も許容せず「かずのこ」から逃げてしまい、確認できる限り繁殖行動を見ることが出来ませんでした。
「桃桃」は優しく好意を持って接してくる「かずのこ」を避けてしまいます。どうしたら「桃桃」が振り向いてくれるのかと頭を悩ませる日々ですが、心の距離はあろうとも互いの距離感は確実に近づいているため、来季にむけてさっそく作戦を練ります!
そして、同じくオスの「かずのこ」とメスの「フラン」ペアですが、なんと繁殖行動(交尾)を確認できました!何度も頭の中で交尾のシチュエーションを想像していましたが、実際に交尾が確認できると嬉しさと安堵と驚きとで言い表しがたい感情になります。どのような雰囲気だったのかを数多くの画像でお送りします。画像は画質が少し粗めですがご了承ください。
交尾を確認した日は同居する前から「かずのこ」も「フラン」も恋鳴きをしていました。いざ同居を始めると、とたんに恋鳴きすることなく活動開始です。普段どおり、よく竹を食べ、探索し、マーキングし、と忙しそうな2頭。その日違ったのは、「フラン」の行動です。同居当初は「かずのこ」が同じ場所にいるだけで威嚇しながら追いかけ回し、排除するかのような行動を取り続けていましたが、交尾を確認した数日前からガラッと雰囲気が変わり、「かずのこ」に対して威嚇することが極端に減少しました。そして、当日は「フラン」から「かずのこ」の近くへ行き、見つめて目が合うと引き返すという行動を数回行っていたのです。これが俗に言う「誘う」行動なのだと分かりました。
お昼過ぎ、「かずのこ」が意を決したかのように「フラン」を見つめ、少し高い場所から「フラン」目掛けてダイブ!(力が入りすぎたのか飛び越えていました)
すぐに「フラン」の背後へ回り、しっかりと体を抑えて交尾を始めました。交尾中、「かずのこ」は「フラン」の背中を優しく舐め、「フラン」も抵抗することなく受け入れている様子です。この後、離れては交尾を2回ほど繰り返し約30分間の繁殖行動が確認できました。
今回の同居で繁殖行動を確認することはできましたが、必ずしも新しい命の誕生に繋がるわけではありません。
そのため、期待し過ぎることなく「フラン」の体調を慎重に見ていきたいと思います。
繁殖への第一歩が踏み出せた今季の繁殖期でした。
おまけ
今季はペアをつくらず、繁殖期はのんびり過ごしていたオスの「ライム」の様子です。
マイペースに過ごし、ゆっくりとした時間が流れていました。
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