白瀧神社(しらたきじんじゃ)
白瀧神社の構成と伝承

参道の石段を登ると向かって左、北側に「降臨石」(こうりんせき)と呼ばれる大岩が見える。 昔、耳をあてるとその中から機音が聞こえていたが、不心得者が雪駄を履いて上がってからは止まってしまったとの言い伝えがある。降臨石の先、北から市指定無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」(しらたきじんじゃだいだいかぐら)を奉納する神楽殿、中央に祓殿、拝殿とその奥に本殿、拝殿南側に社務所が配され、参道から向かって右、南西の手水舎の天井には龍が描かれている。本殿背後の斜面上には御神木の市指定天然記念物「白瀧神社のケヤキ」が聳えてい.る。
天八千々姫命と白瀧姫命の2柱の織物の神が主祭神として祭られている。
明治の初年『白瀧神社』と改称し、現在の社殿を修造する。
白瀧神社は、平成27年4月、文化庁が認定する『日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」』の構成文化財の一つとなった。

毎年8月の例祭に神楽殿で奉納される市指定無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」
白瀧姫にまつわる伝承

上略、深沢氏語りけるは、上古此郡より山田部とて都へ夫をのぼせし事ありとぞ、ある御歌合の御時、官女を賜うて(故郷へ)下る。後に官女絹を織りて都へ奉る。
是より絹織ることをつたえ国中にひろまる。桐生の奥仁田山に機神天神と号し、官女をまつりあるとかや承る。云々(高山彦九郎全集)
このことから、当時既に官女が仁田山の地に下り、絹織物を広め機神として祭られた事が伝承として伝えられていることが伺える。
【日本遺産】かかあ天下ーぐんまの絹物語ー
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- 桐生織物会館旧館
- 旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟(絹撚記念館)
- 白瀧神社のケヤキ
- 白瀧神社太々神楽
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