白瀧神社

ページ番号1002101  更新日 令和6年8月8日

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白瀧神社(しらたきじんじゃ)

写真:向かって左白滝神社入り口、中央社殿、右 境内の様子

白瀧神社の構成と伝承

写真:向かって左、社殿の屋根越しに市指定天然記念物白瀧神社のケヤキが見える。右、神楽殿で奉納される市指定無形文化財白瀧神社太々神楽
白瀧神社は、鳴神山を源流とし桐生市川内町の中央を南北に流れる山田川左岸に位置する。
参道の石段を登ると向かって左、北側に「降臨石」(こうりんせき)と呼ばれる大岩が見える。 昔、耳をあてるとその中から機音が聞こえていたが、不心得者が雪駄を履いて上がってからは止まってしまったとの言い伝えがある。降臨石の先、北から市指定無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」(しらたきじんじゃだいだいかぐら)を奉納する神楽殿、中央に祓殿、拝殿とその奥に本殿、拝殿南側に社務所が配され、参道から向かって右、南西の手水舎の天井には龍が描かれている。本殿背後の斜面上には御神木の市指定天然記念物「白瀧神社のケヤキ」が聳えてい.る。
天八千々姫命と白瀧姫命の2柱の織物の神が主祭神として祭られている。
明治の初年『白瀧神社』と改称し、現在の社殿を修造する。
白瀧神社は、平成27年4月、文化庁が認定する『日本遺産「かかあ天下−ぐんまの絹物語−」』の構成文化財の一つとなった。
写真左:社殿後方の斜面上に市指定天然記念物 白滝神社のケヤキ、右:神楽田で奉納される市指定無形民俗文化財 白滝神社太々神楽
社殿の背後に聳える樹齢300年以上と伝えられる御神木、市指定天然記念物「白瀧神社のケヤキ」。
毎年8月の例祭に神楽殿で奉納される市指定無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」

白瀧姫にまつわる伝承

機屋や織子など織物に携わる人たちが奉納した額
高山彦九郎による天明2年(1782)の「沢入道能記」には、同年4月4日、沢入遊行の際に、桐原村深沢弥市右衛門宅に宿泊し、深沢氏よりの話として以下の記述が有る。

上略、深沢氏語りけるは、上古此郡より山田部とて都へ夫をのぼせし事ありとぞ、ある御歌合の御時、官女を賜うて(故郷へ)下る。後に官女絹を織りて都へ奉る。
是より絹織ることをつたえ国中にひろまる。桐生の奥仁田山に機神天神と号し、官女をまつりあるとかや承る。云々(高山彦九郎全集)

このことから、当時既に官女が仁田山の地に下り、絹織物を広め機神として祭られた事が伝承として伝えられていることが伺える。

【日本遺産】かかあ天下ーぐんまの絹物語ー

桐生市の日本遺産構成物件:左から桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区、桐生織物記念館、後藤織物、織物参考館”紫”、桐生市近代化遺産絹撚記念館、白瀧神社のケヤキ、白瀧神社太々神楽

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