レッサーパンダの繁殖期【動物園よもやまばなし】

ページ番号1024630  更新日 令和7年1月15日

印刷大きな文字で印刷

1月から3月はレッサーパンダの繁殖期といわれています。

今季も繁殖を試みるため同居を開始し、個体同士の相性の観察を始めています。

レッサーパンダは基本的に単独で活動をする動物であるため、同居時の様子を十分に観察しながら対応していく必要があります。

そのため、同居の日時や有無などのご質問に関してはお答えしかねます。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

絶滅の危機に瀕しているレッサーパンダという「種」を保全するために職員一同尽力いたしますので、みなさまにも彼らが集中できるようにそっと、そして温かく見守ってもらえると幸いです。

ここからは、最近の同居の様子をちょこっとお届けします。

まずはメスの「桃桃(タオタオ)」とオスの「かずのこ」のペアの様子です。このペアは闘争など大きく争うことはなく、基本的に穏やかに過ごしています。同居初日から並んで竹を食べたりと2頭のおだやかな性格があってこその様子も見られました。「かずのこ」は「桃桃」に興味津々で、隙あらば「桃桃」に近づき尾のにおいを嗅いだり、凝視してることがちらほら。近づきすぎた「かずのこ」に「桃桃」は威嚇をすることもありますが、近くにいたり体が少し触れても警戒することなく過ごしている姿も徐々に増えてきています。

写真:タオタオがかずのこに威嚇している様子
近づきすぎた「かずのこ」に「桃桃(タオタオ)」が立ち上がり威嚇(11月29日の様子)
写真:タオタオを凝視するかずのこ
毛づくろい中でも「桃桃(タオタオ)」を凝視する「かずのこ」(12月4日の様子)
写真:隣で竹を食べている様子
隣同士で竹を食べるほどお互いを警戒しなくなってきました(12月10日の様子)

今季は2ペアで同居を試みており、もう1ペアはメスの「フラン」とオスの「ライム」です。このペアはどちらも警戒心が強く、特に「フラン」の気が強いため闘争に発展することもしばしば。(大きな怪我になるようなものではありません。)そのため、長い時間同じ空間にいるとストレスや闘争による疲労も溜まると考え、現在は短い時間で行っています。そんな2頭の様子を緊張しながらも見守っています。

写真:ライムとフラン
「ライム」の背後から忍び足で近づく「フラン」
写真:ライムに飛びかかるフラン
「ライム」に飛びかかる「フラン」、この後ちょっとした闘争に発展しました
写真:フランを見つめるライム
においを嗅いでいる「フラン」の姿を遠くで凝視する「ライム」

初めにお伝えしたように、彼らの様子や体調などを見ながら同居を行っているため、日時をお答えすることが困難な場合があります。もし、同居している姿が見られたら「ラッキー!」という風に思っていただければありがたく思います。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

都市整備部 公園緑地課 桐生が岡動物園
〒376-0056 群馬県桐生市宮本町三丁目8番13号
電話:0277-22-4442 ファクシミリ:0277-22-4442
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。