桐生が岡動物園の高病原性鳥インフルエンザ対策について【動物園よもやまばなし】
冬の時期に桐生が岡動物園に足を運んだ方、獣舎の前に何やら白い粉が撒かれていると思ったことはありませんか。
これは消石灰という粉で、高病原性鳥インフルエンザ対策として各鳥舎の周囲に撒いています。
消石灰は強アルカリ性で、ウイルスの生存を妨げることで消毒効果を発揮します。
しかし、空気中の二酸化炭素と結合すると次第に中性に偏り効果が減弱するため、定期的に撒かなければなりません。
高病原性鳥インフルエンザウイルスは、渡り鳥が運んでくるため、渡り鳥が飛来する時期になると感染鳥との接触や糞便を介して、野鳥や家禽に感染することがあります。
動物園の鳥たちの中にもこのウイルスに感染しやすい鳥がいるため、念入りに対策をしなければならないのです。
車に消石灰を積んで、各鳥舎を回り地道に撒いていきます。
消石灰はたくさん撒かなければ効果が得られないため、風が吹くと職員も全身粉まみれになります。
最近導入した農薬散布機は、職員にかかることなく、均一に撒くことができます。
一度に出る量が少ないので、何往復もしなければならないのが欠点です。
消石灰が風で飛んできて服が汚れてしまう、などのお声もありますが、高病原性鳥インフルエンザの警戒期間が終わるまではご理解・ご協力のほどお願いいたします。
この他にも、各鳥舎に入るときの長靴の履き替え、鳥舎のごみの分別などの対策をしています。
こどもどうぶつコーナー入口の消毒マットにも消毒液を浸み込ませていますので、必ず踏んでから入場してくださいね。
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