サルたちの餌の食べ方と工夫【動物園よもやまばなし】
皆さんは食事をする時、何を考えてどのように食べ物を食べているでしょうか?
今回はニホンザルとクモザルの、餌の食べ方についてご紹介いたします♪
まずは、ニホンザル。
餌をまくと一目散にやってきて好きなものから気兼ねなく食べるのは、ある程度位の高い個体たち。
好みもありますが、バナナやリンゴ、オレンジなど餌の中でも甘い果物からなくなっていきます。

弱い個体ほど、餌を取られたり狙われる可能性が高いため、確保する工夫が必要です。
その工夫とは…


それもできずに遠くから覗いたり、周りの目を盗んで逃げながら食べる個体もいます。
群れの中では順位があり、強い個体も餌の確保はしますが、様子を見るとなんとなく余裕があったり違いがわかります。
次に、クモザル。
クモザルにも強い個体は存在しますが、今の群れたちは比較的落ち着いています。
追いかけられたり攻撃されそうな時には、弱い個体も様子を見て少し後から食べたり工夫しています。
夕方部屋の餌を食べる様子で、クモザルたちの食べ方や餌を確保する工夫を見てみましょう。


可能な限りの餌を手で握る!
時には後ろ足や尾も使います。
上記2枚の写真は、素早く移動したり体を安定させるため尾で天井に掴まりながら食べています。

餌の食べ方から個体の性格や好みだけではなく、その動物の生態、体のつくり、社会構成など様々なことが分かります。
今回はサルに注目しましたが、また他の動物たちも紹介できたらと思います!
お楽しみに♪
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