動物園にある沢山の『網』って、何に使ってるの?【動物園よもやまばなし】
動物園にはいろいろなサイズの網が、沢山置いてあります。
これらは一体どういった時に使うのでしょうか?
これは、動物たちの体調が悪い時、獣舎(注1)を移動する時など、動物を捕まえる際に使用する網です。
網1・2を1枚物にしたような、大きいネットや麻酔銃を使用することもありますが、状況や環境、動物に合わせて適切な網を使用します。
また、脱走時に備え、特定動物(注2)の獣舎には、頑丈な網の備え付けが「動物の愛護及び管理に関する法律」で義務付けられています。
注1:獣舎(動物たちを飼育する建物のこと)
注2:特定動物(ライオンやニホンザルなど「人の生命や財産に害を与える可能性があると法令で定められた動物種」のこと)
それぞれ、どの動物に使用しているのかというと
網1
ニホンザルやクモザルなどの、特定動物に使用することが多い網です。引きちぎろうとしたり、噛んだりしても破けないような頑丈な網で、重みがあります。
網2
最初の網と同じような頑丈な網で、マントヒヒに使用しています。捕まえる際には、まず吹き矢で 眠らせることもあります。
網3
リスザルに使用している網。動きが素早いため、軽くコンパクトな虫取り網を使用しています。
網4
インコに使用している網。くちばしや翼が引っかからないよう、網目の細かい網を使用していて、 目隠しの役割も担っていたりします。
基本、無理やり追いかけず、壁や隅に追い込みます。
基本的にはこのように、動物捕獲用に使用する網。
ですが、飼育員の工夫で以下のような使い方をすることもあります。
水族館では、稚魚や卵を隔離するのに、小さな網を使用することもあります。網で成魚から稚魚や卵を守っていました!!
他にも、ペンギン舎では、餌のアジがプールに残っていることがあります。
その時に活躍するこの長い網は、飼育員お手製!
先に付いてるのは普通の小さなタモ網ですが、工夫次第でとっても拾いやすい網の完成です。
動物園ではよく使用する当たり前の物も、来園者の方が見ると、使い道など知らないことも多いと思います。
これからも、意外と知られていないアイテムや、飼育員あるあるなどをどんどん紹介していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに。
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