桐生自然観察の森 園内情報 平成30年1月

ページ番号1012337  更新日 平成30年2月3日

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平成30年1月26日(金曜日)

 22日に雪が降ってから寒さが続いています。日中晴れて雪がポタポタと音をたてて解けても、今日も最高気温が2度にしか上がっておらず、ネイチャーセンターの軒先にはたくさんのつららが延びています。長いものでは20センチメートルを越えるものまで100本ほど連なっています。
 園内の雪の状態は日陰と日向で随分と違います。さくらのみちやあかまつのみちなど日向では、すっかり雪が解けてなくなっていますが、オオムラサキの森やバッタが原、カエデの森など日の当たらない場所では、まだ10センチメートルほどの雪が残っています。積もった雪は、ふんわり軽く、手でサクッとすくいとれます。
 イトトンボの沼の木道を歩いていると目の前の薮の中から2羽の小鳥があじさいのみちへ飛んでいきました。チチッと声はするのですがなかなか姿を見つけられません。土手をちょこちょこと移動する姿をやっと見つけると、全身茶色で尾羽を立てているのが特徴のミソサザイです。
 寒い中でも自然観察は楽しいです。ぜひ防寒対策をして、いらしてください。
 

写真:大小様々なたつらら
軒下にのびたつらら
写真:日向日陰で雪の残り具合が違う園内
カブトムシの森の様子、奥のバッタが原には雪
写真:ミソサザイ
尾羽を立てているミソサザイ

平成30年1月20日(土曜日)

写真:開花したフクジュソウ

 待ちに待った、フクジュソウが咲きました。18日(木曜日)には蕾が黄色く色づいていたので、今か今かと様子を見守っていました。場所はネイチャーセンター入口の階段横にある花壇で、ここには園芸品種の八重咲きフクジュソウが植栽されています。今朝は朝から晴れており、午前11時には蕾が閉じていましたが、午後1時には、このとおり花が開きました。明るい黄色の花弁が周りの落ち葉を押しのけています。
 あじさいのみちには、野生種の一重咲きのフクジュソウがあり、こちらは蕾を5個、出しています。こちらも楽しみです。

平成30年1月15日(月曜日)

 良く晴れて風が無い一日ですが、空気が冷たいです。木々の梢の先には青空が透けて良く見えています。そんな梢にヤマノイモの種が下がっていました。夏には太陽の光を求めて、緑の葉とつるを伸ばしていましたが、葉は既に落ち、つるは茶色くなり、その先にたくさんの種を残しています。反対に足元の落ち葉の下には、いろいろな木の実を見つけることができます。冬でも観察の森ではいろいろな発見ができます。
 そして、これらのつる植物や木の実・落ち葉を使ってクラフト教室を今週末20日(土曜日)にひらきます。毎年、個性豊かな作品ができあがり、とても楽しい行事です。お子様から楽しめますので、申し込みの上、ご参加ください。

写真:うちわの様な形のヤマノイモの種
梢にからまるヤマノイモの種
写真:いろいろな木の実
左からスギ、ハンノキ、コナラ、ヤブツバキの実
写真:つるや葉を使った作品
去年の作品より
写真:ススキの穂で作った鳥
講師の作品

平成30年1月12日(金曜日)

 強い寒気の影響により、全国各地で大雪となっています。観察の森では雪は降っていませんが、空気は冷たく、10時の気温が1.7度でした。
 園内では、あちこちから鳥の声が聞こえ、上空を鳥が飛んでいく影が園路に映ります。今日の園内調査で確認された鳥はジョウビタキ、ルリビタキ、カワラヒワ、マヒワ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ミソサザイ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、トラツグミの14種類でした。
 鳴き声につられ、双眼鏡をのぞいていると、寒さも忘れ、あっという間に時間が過ぎていきます。落葉樹の葉っぱが落ちた冬の季節はバードウォッチングに最適です。是非、お出かけください。

写真:白黒のシジュウカラ
シジュウカラ
写真:嘴がかわいいカワラヒワ
カワラヒワ
写真:青い鳥ルリビタキ
ルリビタキ
写真:黒とオレンジのジョウビタキ
ジョウビタキ

 14日(日曜日)10時から、広沢5丁目の太田頭首工で「カモ観察会」を行います。観察の森ではあまり見られないカモやサギの仲間を中心に観察します。河川敷はとても寒いので、防寒対策をしっかりして、いらしてください。

平成30年1月5日(金曜日)

 明けましておめでとうございます。
 年明け、ぐっと寒さが厳しく感じます。今日から小寒、寒さが加わる時期です。観察の森では、友の会の田んぼにつづきイトトンボの沼・カワセミの池にも薄氷が張りました。
 葉もなくなり木々の枝が目立つ森ですが、足元の緑の葉陰にはマンリョウやヤブコウジの赤い実が隠れています。これらは、秋に色づき冬になっても落ちないことから縁起の良い植物とされています。一つの枝に20個から30個のたくさんの実がつくマンリョウ(万両)対して、ヤブコウジは1個から3個ほどしか実をつけないことからジュウリョウ(十両)とも呼ばれています。
 千両・百両・一両と呼ばれる植物もありますが、桐生観察の森で見ることはできません。マンリョウも開園当初はこの森には生えていませんでしたが、ここ10年ほどで増えてきた植物です。鳥が実を食べ、種を運んできたと考えられます。

写真:たくさん実をつけたマンリョウ
実の数が多いマンリョウ
写真:実の少ないヤブコウジ
実が少なく高さも20センチメートル程と小さいヤブコウジ

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