クモザルのシッポ（平成24年8月9日）

クモザルのユーコリン、5月に産まれた赤ちゃんもすくすく成長し目の周りのピンク色も少しずつ色が薄くなってきています。

そんなユーコリン親子、ある日寝室側をじーっと見つめています。

実は寝室側にサル用ペレット（小麦粉、トウモロコシ、ビタミン、ミネラル等が入ったビスケットのようなもの）が一粒置いてあったのです！

手を伸ばしても取れない距離…手以外のものを使ってとらなければいけません！ユーコリンはどうやってペレットを取るのでしょう？

そこに現れたのが一本の棒！ではなくシッポ！！

クルクルと先をまるめてナイスキャッチ！手が届かないと手より長いシッポを使うなんて、賢いですね。
クモザルのシッポの先は感覚器官になっているためピーナッツのような小さな物までたくみに掴むことができるのです。
しかし、当園でこの技を使えるのは今のところユーコリンだけ、他のクモザルたちもこのユーコリンの行動を見て学習するかも？

この子も大きくなったらユーコリンに似てシッポでキャッチできるようになるかもしれません。
その日が来るまで成長が楽しみです。