5本目の手足!?【動物園よもやまばなし】
手足の長いクモザルは、野生下ではほとんど木の上で生活します。(樹上生活)
そのため、木登りや木渡りがとっても得意。体の作りも特化していて、実はある部分が5本目の手足代わりになっているんです!
順番に紹介していきましょう。
まず、前肢(前足)にご注目。
指を数えてみると、4本しかありません。樹上を素早く移動するため、親指が退化したと言われています。
次は後肢を見てみましょう。
5本指ですが、フックのように引っ掛けてぶら下がることもできます。
この写真は尾が見えていませんが、実は尾も引っ掛けています。
尾はどうなっているのでしょうか?
先端には毛が生えておらず、手のひらのようになっていて、滑り止めの役割も果たします。シワは指紋ではなく、尾紋(びもん)と呼びます。


尾だけでぶら下がることもでき、移動時にも器用に使用するため、5本目の手足と呼ばれています。
休んでいる時も、命綱のように尾だけはどこかに引っ掛けていたり、時には両腕で交互に渡り木を掴んで素早く移動したり(注1)5本の手足を使うクモザルたちを、ぜひ観察してみてくださいね!
注1 体を振って腕渡りする行動をブラキエーションと呼ぶ
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