上毛電気鉄道西桐生駅

上毛電気鉄道西桐生駅（1箇所2件）

上毛電気鉄道西桐生駅駅舎は、昭和3年（1928年）の上毛電気鉄道中央前橋、西桐生間の開業時に建設された。木造平屋建てで、中央改札口は腰折屋根鉄板葺き、その東側に寄棟屋根の待合室、北側に切妻屋根の事務所、宿直室、休憩室が配置される。外壁は褐色のモルタル塗り仕上げ、内部は漆喰塗りで腰部にはタイルが張りめぐらされている。腰折屋根には、周囲を白く塗った飾りガラスがはめられた換気口が設けられ、それを中心に垂直にモルタルのレリーフがみられ、窓周りにも装飾が施されている。
駅舎主屋西側のプラットホーム上に立つ上屋も開業時のもので、東西27.4メートル、南北6.4メートルであり、5組の独立柱とその上部のトラスによって小屋を支え、柱とトラスはボルトで固定されている。
西桐生駅は昭和初期のモダンな洋風建築であり、創建当時の姿が良好な状態で残っており、桐生市内に残る近代化遺産を代表するものとして貴重である。

1. 名称 上毛電気鉄道西桐生駅駅舎、上毛電気鉄道西桐生駅プラットホーム上屋
2. 所在の場所 桐生市宮前町2-1-33
3. 所有者 上毛電気鉄道株式会社

上毛電気鉄道西桐生駅駅舎

• 員数：1棟
• 構造、形式：木造平屋建鉄板葺　建築面積189平方メートル
• 年代：昭和3年（1928年）
• 登録基準：一
• 備考：なし

上毛電気鉄道西桐生駅プラットホーム上屋

• 員数：一棟
• 構造、形式：木造平屋建スレート葺　建築面積107平方メートル
• 年代：昭和3年（1928年）
• 登録基準：一
• 備考：なし