森島家住宅

ページ番号1002001  更新日 平成28年1月24日

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森秀織物の初代森島秀が会社の事務所兼居宅として大正13年頃の和風住宅である。2代目も森島秀を襲名し、現当主森島純男は3代目にあたる。主屋とそれに接続する事務所と応接 間のほか、2棟の土蔵がある。また、表門と道路沿いに敷設された板塀、コンリート塀があり、表門から玄関までは土塀によって通路と内庭は区画されている。
桐生織物業界が好景気を迎え始める、大正末年から続く大規模な織物会社の居宅例として貴重である。住宅は工場を含めた南北約130メートル、東西約30メートルの細長い敷地の南西側に位置するものである。現状では北側に織物参考館「紫」の受付が設けられており、工場の奥に居宅が位置しているように感じられるが、本来は南側が表であった。北側に面する車道は昭和5年頃に敷設されたが、そのため道幅が狭い旧道に面する西面及び南面はあまり目立つことがない。
建物は昭和3年に登記されているところからそれ以前であることは間違いなく、所有者の証言から大正13年頃とした。西蔵は昭和23年頃に敷地の北に現存する土蔵を移築して、その跡に建てたという。主屋、表門、各塀とも森秀織物工場と一体として構成されるものであるが、登記上が個人名義となっているため森島純男住宅として区分したものである。

11.森島家住宅主屋

  • 員数:1棟
  • 構造、形式及び大きさ:木造平屋建、瓦葺、建築面積502平方メートル
  • 年代:大正13年頃

12.森島家住宅東蔵

  • 員数:1棟
  • 構造、形式及び大きさ:木造2階建、瓦葺、建築面積21平方メートル
  • 年代:大正13年頃

13.森島家住宅西蔵

  • 員数:1棟
  • 構造、形式及び大きさ:木造3階建、瓦葺、建築面積26平方メートル
  • 年代:昭和26年頃

14.森島家住宅門

  • 員数:1棟
  • 構造、形式及び大きさ:木造、瓦葺、間口2.7メートル、塀延長46メートル付
  • 年代:大正13年頃

15.森島家住宅内塀

  • 員数:1棟
  • 構造、形式及び大きさ:木造、瓦葺、延長19メートル
  • 年代:大正13年頃

森嶋家住宅航空写真

平面図:森秀織物工場 登録有形文化財建造物配置図

各建物について

写真:縁側がある広い一軒屋
主屋
写真:石造り風の木造2階建ての倉
東蔵

写真:木造3階建て、一番上は座敷になっている倉
西蔵

写真:木造の大きな門


写真:土台はコンクリートでその上に縦長の板が張ってある、家の周りに作られた

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