1階展示室(ピアノ・明治館)

ページ番号1002906  更新日 平成28年1月24日

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展示室(S.CHEW銘のピアノ)

写真:外側が木製で茶色の塗料の塗られたピアノ

 このピアノは、桐生随一の豪商第12代書上文左衛門の経営する書上商店横浜店が、大正11(1922)年12月6日に納入したもので、内部に『周興華洋琴専製所 エス・チュ-ピアノ工場製 日本横浜山下町123番地』の刻印があります。
 文左衛門は中国への絹織物の輸出に重点を置き、明治25(1892)年に横浜に支店を開いたほか、後には上海に書上洋行を設立しています。残念ながら経済恐慌で経営が不振に陥り、大正9(1920)年に横浜と上海から撤退しましたが、この時のつながりから周興華洋琴専製所の周筱生(しゅうしょうせい)のピアノを購入したものかも知れません。絹で結ばれた横浜と桐生の関係の深さを物語るピアノとも言えるでしょう。

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