利平茶屋小水力発電所の概要
はじめに
本事業は、林野庁の「むらづくり維新森林・山村都市交流事業共生事業」の補助金を受けて実施するものです。環境教育の一環として【見せる発電所】として自然エネルギーの有効活用及び地域振興を図ることを目的としています。
地点概要
本計画地点は、渡良瀬川支流鳥居川流域の国有林野内に位置する。国有林内の治山堰堤から取水し、下流のキャンプ場隣接地内(林間広場)に水車発電機を設置するものであり、運転開始後はキャンプ場を訪れる方々への自然エネルギー有効活用のPRにもつながります。
設置場所および水路ルート
現地踏査ならびに簡易測量を実施し、本地点でのルートの精査を行いました。基本方針としてコストダウンの観点から治山堰堤建設用仮設道路設置が予想されるルートに水圧管路を設置することとし、国有林内の樹木の伐採を極力避けるようにしました。下記にルートを示します。
概略工程
平成14年度
1月末:補助金申請
2月:林野庁ヒア
平成15年度
6月:補助金交付決定
7月~10月: 各種許認可・協議
11月~3月:工事
4月:運転開始
事業概要
発電機によって発生した電力でキャンプ場の負荷を賄うとともに、余剰電力を電力会社に売電して得られる収益と、RPS制度あるいはグリーン電力証書等の環境付加価値(CO2削減)によって得られる収益で、本事業を維持していきます。
6.副次的効果
水車をキャンプ場(林間広場)に設置することにより、自然エネルギーを有効に活用していることをアピールができます。さらに、アトラクションとして手回しの発電機等(数キロワット)も設置し、本水力発電がいかに貴重なエネルギーであるかをアピールすることもできます。
副次的効果
- 水車をキャンプ場(林間広場)に設置することにより、自然エネルギーを有効に活用していることをアピールができます。さらに、アトラクションとして手回しの発電機等(数キロワット)も設置し、本水力発電がいかに貴重なエネルギーであるかをアピールすることもできます。
- CO2削減効果
本水力発電で得られたエネルギーをCO2削減量に換算すると年間
36,572キログラム-CO2
(環境省「地球温暖化対策推進に関する法律」施行令で規定された排出係数を用いた値)となり、26ヘクタール(東京ドームの5,5倍)の森林が1年間で吸収するCO2とほぼ同等となります。
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