消防職員インタビュー 警防課指揮係(指揮隊)
桐生市消防職員インタビュー 警防課指揮係(指揮隊)
桐生市消防職員インタビューの第2回目は、警防課指揮係です。
桐生市消防本部では、以前から災害現場において各出動隊をまとめ現場指揮をとる指揮隊はありましたが、より組織的・効果的な指揮が行える体制構築を目的とし、平成30年度より専任の指揮隊として「警防課指揮係」を発足しました。
今回は、警防課指揮第2係の小林隊長、田中隊員、新井隊員の3名にインタビューをしました。
指揮隊にはどんな仕事や役割があるのですか?
火災現場や救助現場等で、それぞれの隊が円滑に活動できるように指示を行うのが指揮隊です。主な活動内容として、部隊の運用や安全管理、情報収集を行います。消防以外にも警察や医療関係者などが集結しますので、集結した関係者等との調整も行います。
火災現場等で的確に状況を把握し、情報を集め、各隊を指揮統制するのが指揮隊の仕事です。指揮隊員が関係者からの情報収集や、活動各隊との無線通信を行い、指揮隊長はこれを受けて活動統制を行います。
災害現場はとても混乱しています。そこで情報を収集し、判断し、集結してくる部隊を振り分けるのが指揮隊の役割です。
普段、どんな訓練をしていますか?
火災や救助等の想定訓練をポンプ隊、救助隊及び救急隊と一緒に行います。また、動画や写真等の映像を活用して行う図上訓練や、それぞれの隊と情報を共有するために行う無線交信訓練により、指揮技能の向上に努めています。
現場活動中、どんなことに気をつけていますか?
災害現場では、自分の目で見た情報や関係者からの情報をもとに災害の実態を把握し、人命を最優先に活動します。 また、災害をそれ以上拡大させないことや、私たち消防隊が活動するなかで二次災害に繋がるような危険要素がないかなど、常に周囲に気を配っています。
指揮隊としての今後の目標は?
適切な指揮活動ができるよう今後も訓練を重ね、災害現場において、市民の皆様の被害を軽減させることはもちろん、活動隊員の安全を確保し、無事に任務を終えることが目標です。
インタビュー後記
インタビューに協力してくれた小林隊長、田中隊員、新井隊員、ありがとうございました。
災害現場では、消防隊、救急隊、救助隊などの活躍以外にも、隊員の活動統制や二次被害を未然に防ぐ安全管理の役割を担う指揮隊の活躍があることがわかりました。
現場の司令塔、指揮隊の今後の活躍にも期待ですね。
これからも、市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
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