新型コロナウイルス感染症対策に関する市長メッセージ【令和2年5月1日】

桐生市長の荒木です。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、4月16日に「緊急事態宣言」が全国に発令されましたが、さらに期間が延長される見通しであると、国の発表がありました。

緊急事態宣言を受け、市民の皆様には、手洗いや咳エチケット、密閉・密集・密接の3密を避けること、不要不急の外出を控えることなど、お一人お一人が日頃からできる対策をさらに徹底していただきますよう、お願いいたします。

これまで桐生市では、一つ目として、コロナウイルスによる、就職の内定が取り消された学生の方々へ、桐生市の臨時職員として採用しております。
二つ目といたしまして、マスクの配布を、高齢者入所施設38か所、放課後児童クラブ27か所、公立・私立保育園、認定こども園33か所に配布をさせていただきました。これは、私自身が、直接関係者に手渡しさせていただき、お礼や感謝の言葉をかけさせていただきました。
三つ目といたしまして、住民票の写しや、所得課税証明書など、各種証明書の発行手数料を免除させていただいております。この手数料は5月1日から無料としております。
四つ目といたしまして、水道料金、下水道使用料の支払い猶予を、支払い困難な方に最長4か月間猶予させていただいております。　

また、本市では、市立の幼稚園、小学校、中学校、商業高校の休業期間を、5月31日まで延長することになりました。
理由としましては、子どもを感染の危機から守ること。そして家族等への感染拡大を防止するとともに、学校等において集団感染が発生した場合の、医療機関等への影響も考慮し、大型連休後、2週間程度の感染状況を見極めて、その後の対応を検討する期間を確保するために、このような対応をとらせていただきました。
なお、休業期間中においても、各家庭と定期的に連絡をとり、子どもの心身の状況把握に努めるとともに、学習の支援等を行ってまいりたいと考えております。

次に、深刻化する市内の経済対策として、市内事業者を支援するため、「桐生市新型コロナウイルス感染拡大防止協力金」を創設いたしました。
このことは、緊急事態宣言を受け、さまざまな形で感染症の拡大防止に協力をいただいている事業者に対し、感謝の意味を込め、支給するものであります。
対象となる事業者は、市内に事業所を有する法人又は個人事業主で、常用する従業員が5人以下という、小規模の事業者とさせていただきました。業種につきましては、県の感染症対策事業継続支援金の対象となっている事業者を除き、桐生市の産業構造の特徴として多くを占める製造業をはじめ、卸売業、小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業など、可能な限り幅広く対象とさせていただきました。
協力金として交付する金額につきましては、1事業者あたり5万円を支給する予定ですが、現時点では、補正予算が成立することが前提ということで、ご理解いただきたいと思います。

なお、国の特別定額給付金、一律10万円の給付につきましては、マイナンバーカードのほか、マイナポータルでの手続きの方は、5月1日より受付を開始しており、5月中の給付を目指しております。また、郵送申請につきましては、5月中に発送をさせていただく予定です。
ご不明な点は、専用電話コールセンターを開設いたしますので、お問い合わせください。

また、現在、市の様々なイベントが、中止や延期となっております。
先日、桐生八木節まつり協賛会から、「第57回桐生八木節まつり」の中止が発表されました。開催を楽しみにしていた皆様、開催に向け準備にあたられてきた関係者の皆様、ご支援をいただいている協賛者の皆様には、大変心苦しいところでございますが、何卒ご理解をいただきたいと思います。また、このような事態を乗り越え、来年以降、盛大に開催できることを祈念しつつ、皆様には、引き続き、ご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

最後になりますが、これまで経験したことのない事態に直面しています。
市民の皆様には大変なご不便やご負担をおかけしますが、この難局を市民の皆様と一体となって乗り越えていきたいと考えておりますので、引き続き、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和2年5月1日
桐生市長　荒木　恵司

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