副市長退職における市長メッセージ（令和7年7月4日）

新本庁舎建設に係る公契約関係競売入札妨害事件に関しましては、市民の皆様、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛けしておりますことを心より深くお詫び申し上げます。 市といたしましても、現在、真相の究明に向け、警察の捜査等に全面的に協力しているところであります。
そのような中、昨日、森山副市長から、「7月4日付けで副市長の職を辞したい」旨の連絡がありました。 退職理由につきましては、「議会等にも出席できず、また長期間にわたり職務に当たることなく、市政に混乱を招いていることへの責任を取りたい」とのことであり、「退職手当についても自主返納したい」との意向であります。
副市長の不在が長期間に及ぶと、市政運営に影響が生じること、また本人の意思も固いことから、退職を認め、本日、退職辞令を交付した次第であります。
生活保護の不適切処理で損なわれた、市民の皆様からの信頼を回復すべく、全庁を挙げて取り組んでいる中、副市長が退職となり、市民の皆様に心配をおかけしてしまうことは、誠に無念です。
しかしながら、副市長不在で市政が停滞することがあってはなりませんので、まずは職員一丸となって、市政を着実に進める体制を整え、市民の皆様のご心配を払拭できるよう全力で取り組んで行こうと、意思統一を図るべく、職員に伝達した次第です。
今は、皆様のご意見・ご指摘を真摯に受け止め、今できることを行いながら、時間はかかるかもしれませんが、市民の皆様の信頼回復に向けて取り組んでいく所存でございますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

令和7年7月4日
桐生市長　荒木恵司

今後の体制について

今後の体制につきましては、副市長不在の間は、桐生市職務権限規定に基づいて所管部長が代決などを行うことになりますが、政策判断を要する重要事業については、全庁で意思統一を図ってすすめる必要があることから、臨時的に市行政の総合企画及び調整を所掌する共創企画部長を市長の臨時補佐役に据えて進めてまいります。