特定外来生物クビアカツヤカミキリに注意してください
特定外来生物クビアカツヤカミキリについて
クビアカツヤカミキリは、サクラやウメなどの樹木に産卵し、幼虫が樹木の内部を食い荒らす外来昆虫です。食害が進むと、被害樹木の枯死や落枝、倒木などの被害が発生するおそれがあります。
群馬県内では平成27年7月に館林市において確認されて以降、東部地域で発生が拡大しており、市内でも被害が確認されています。見つけた場合は、被害の拡大防止のため、その場で駆除するようご協力をお願いします。
なお、クビアカツヤカミキリは、平成30年1月15日付けで特定外来生物に指定されており、飼育や生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。
クビアカツヤカミキリ基本情報
項目 |
説明 |
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名称(和名) |
クビアカツヤカミキリ |
原産地 | 中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム |
体長 | 体長20~40ミリメートル(触角は含まない)。オスの方がメスよりやや小さい。 |
特徴 | 胸部(クビ)が赤色。体全体はツヤのある黒色。 |
生態 | 幼虫は木の中で2~3年かけて成長し、成虫になると木から出てくる。 成虫の発生時期は6月から8月頃で、幹や枝の樹皮に産卵する。一匹のメスが1000個以上産卵した例があるなど、繁殖力が強い。成虫の寿命は2週間以上。 |
被害樹木 | サクラ類、ウメ、モモ(ハナモモを含む)、スモモ(プラム、プルーンを含む)、アンズなど |
主な被害 | 幼虫は生木の内部に侵食し、食入・加害することで樹木を衰弱させる。被害を受けた樹木は、樹勢を弱めたり、枯死するおそれがある。 |
クビアカツヤカミキリの確認方法
成虫を発見した場合は、被害拡大防止のため、その場で捕殺し、下記まで情報提供をお願いします。木から木くず(フラス)の発生が見られるなど、被害を受けていることが疑われる場合には、可能な範囲で写真等の記録をとり、下記までご連絡ください。
フラス
- 幼虫は樹木の中にいて、木に開けた穴から「フラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)」を大量に排出します。
- 「フラス」は、春から秋にかけて排出され、かりんとう状の形をしているものが多く見られます。
脱出孔
- 木の中で羽化した成虫が脱出した穴です。
- 脱出孔は、縦に長い楕円形をしています。
駆除方法
幼虫・成虫の駆除
- 成虫は、見つけ次第踏み潰すなど捕殺し、確実に駆除する。
- フラスが出ている孔を見つけたらフラスを取り除き、千枚通しや針金を排出孔に入れ、樹木内にいる幼虫を刺殺、または薬剤で駆除する。駆除した後は効果を確認するため、新たなフラスが発生しないことを確認してください。
- 被害木から羽化した成虫の飛翔による被害範囲の拡大を防ぐため、防風ネット(目合い0.4~4ミリメートル程度、幅1~2メートルのネット)を高さ2メートル程度まで巻き付け、針金やひもで固定する。6月〜8月の成虫の活動期には、定期的に成虫の有無を確認し、成虫を見つけ次第捕殺する。
被害木の伐採
被害が進行すると、農薬による駆除が困難となります。枯れた木は、枝が落ちたり、倒木が発生するなどで人がけがをするおそれがあり、クビアカツヤカミキリの発生源となってしまうため、被害木を伐採しなくてはならないこともあります。
伐採した木は、中に生きた幼虫がいるため、速やかに焼却・粉砕等するなど『特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)』に則り作業をする必要があります。
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