梅田浄水場建設の概要

ページ番号1009043  更新日 令和3年5月19日

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建設計画の目的

第7次拡張事業における梅田浄水場の当初の建設目的は、増大する水需要に対応するための新たな浄水場という位置付けでしたが、昭和50年代後半からは人口減少に転じ、給水人口、給水量ともに減少したことから新浄水場建設は見送られてきました。

このような状況の中、既存の水道施設の老朽化に伴う更新や人口減少社会に対応する施設の再構築が課題となってきたことから、梅田浄水場建設は、老朽化した既設浄水場の代替施設として計画が練り直されました。


見直し理由と内容

この計画では、老朽化した上菱浄水場と元宿浄水場1系の代替施設として、日量34,500立方メートルの浄水場を建設し、梅田浄水場から水道山の配水池まで新たに送水管を布設することで、給水区域を拡大しようとするものでしたが、現状と将来の水需要や元宿浄水場の施設能力及び稼働率等を勘案すると、建設規模が水需要に対して過大となり、水道事業の長期的な経営に不安をきたし、結果として水道使用者の負担増につながることが懸念されることから、新浄水場建設を水需要の動向を踏まえながら3段階で段階的に整備することとしました。

梅田浄水場建設に伴う給水人口の推移


建設計画とスケジュール

第1期工事として、老朽化が著しく、近年の局地的豪雨時などによる、急激な濁度上昇の対応に苦慮している上菱浄水場の代替施設として、平成28年度から5か年計画で同等規模の施設を建設しました。

また、管工事として、平成27年度から平成29年度の3か年で梅田浄水場から上菱浄水場への送水管を約3キロメートル布設し、平成30年度から2か年をかけて桐生川ダム下から梅田浄水場までの導水管を約2キロメートル布設しました。

第2期工事では、第1期供用開始以降の水需要の動向を踏まえて、整備の必要性を判断し、元宿浄水場1系の代替として増設します。

第3期工事については、第2期と同様にその時点での水需要や社会状況などを踏まえ、着手時期を検討していきます。

工事の工程表

配管工事の概要図


梅田浄水場の概要

浄水場建設地

桐生市梅田町四丁目259番(旧梅田清流広場)

浄水場の面積
30,931平方メートル
浄水規模
日量11,500立方メートル(第1期)
浄水処理方法
急速ろ過方式
工事期間

平成28年度から5か年計画(第1期)

(2016年度から2020年度)

事業費
約70億円(第1期)
供用開始
2021年4月(第1期)
特徴

桐生川ダムの湖水を直接取水するため、桐生川の良好な水源を有効活用できる。

また、桐生川ダムから浄水場までの高低差(約25メートル)を利用した自然流下により、動力を使用せず取水でき、極力動力を使用しない浄水処理施設として、環境にやさしい浄水場となる。

浄水処理の流れ


持続可能な水道事業を目指して

国は、水道施設の老朽化に加え、人口減少と水需要減少の時代における水道の理想像として「新水道ビジョン」を平成25年3月に策定し、適正な水質管理体制のもと安心して飲める安全な水道、適切な施設更新、耐震化など、危機管理に対応できる強靭な水道、人口減少社会を踏まえ、安定した事業基盤のもと信頼され持続可能な水道と、取り組むべき方向性を示しました。

桐生市においても、新水道ビジョンが示す基本理念のもと、「安全」「強靭」「持続」をキーワードに、安全でおいしい水を安定的に供給するため、持続可能な水道事業を目指して、今後も取り組んでまいります。

川の画像


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