桐生市黒保根地区における地域情報通信基盤整備推進交付金事業

桐生市黒保根地区における地域情報通信基盤整備推進交付金事業

事業の概要、評価・課題について

1　事業の概要

桐生市におけるブロードバンドサービスは、旧桐生市地区及び新里地区においては、平成15年～20年にかけて整備され提供可能となっていたが黒保根地区においてADSLサービスは提供されていたが、幹線経路の問題があり、交換局から一定距離離れてしまうと、速度が極端に低下し、有効な速度で利用できるのは一部に限られていた。
このことから、黒保根地区を対象に、FTTH網を整備し、そのFTTH網をIRU契約により民間通信事業者へ貸し出しを行い、超高速インターネットサービスを黒保根地区全域において整備し、携帯電話不感地帯を解消した。

この事業は平成21年度に開始し、平成23年2月14日に完了した。
総事業費は237,818,000円、国からの交付金額79,272,000円

整備対象地域は、桐生市黒保根町全域である。

2　ブロードバンド（BB）について

サービス開始日は平成23年2月15日
サービス形態は公設民営（IRU）
契約先はNTT東日本群馬支店

ブロードバンド整備状況

年度	整備計画 初年度の目標	最終目標	平成23年度末 実績	平成30年度末 実績
黒保根の世帯数	932	932	931	864
加入世帯数	251	355	293	397
加入率	26.9％	38.1％	31.4％	45.9％

3　ケーブルテレビ（CATV）について

該当なし

4　評価及び課題

整備計画時における加入世帯数の目標値355は、開始当初から平成25年にかけ周知を徹底した結果達しているが、加入率50％を目指し、これからも住民に対して加入推進活動に取り組む。特に高齢者向けのPRを充実させていきたい。

情報通信技術の向上により、FTTH以外の通信技術による利用が増加しており、今後は今までのような加入者増加は望めない状況にある。