救急処置

ページ番号1002774  更新日 平成28年1月24日

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意識がなかったとき

呼びかけに反応するかどうかを確認しする。
普段どおりの息をしているかを確認し、必要なら心肺蘇生およびAEDの手配をする。
心肺蘇生法とAEDの使用方法は下記のページをご覧ください。

おぼれたとき

イラスト:おぼれ慰する様子

  1. 一刻も早くおぼれた人を引き上げる。
  2. 口の中を確認して、必要なら心肺蘇生を行う。

心肺蘇生法とAEDの使用方法は下記のページをご覧ください。

人工呼吸、心臓マッサージは、水中にて行う方法もありますが、多大な労力を必要とするので、 水中から引き上げてから行います。
よく、水を吐かせるといいますが、器具もなく水を取り除くことは難しいことです。まず、 人工呼吸、心臓マッサージを実施し脳を守ることが大切です。

おぼれた場合は、体温の低下していることが多く、脳の酸素消費量が減少しているので、通常の心肺停止患者に比べ、 そせい率は高くなります。体を温めるとともに人工呼吸、心臓マッサージを長時間積極的に行い、 速やかに医療機関へ搬送することです。
また、プールの飛び込みなどで、首(頚椎)の損傷が疑われるときは、人工呼吸のため頭部を後ろへ反らせることは、 絶対にしないでください。

止血法

イラスト:応急手当をした人の様子

  1. 直接圧迫法
    きれいなガーゼやハンカチを傷口に当て、手で圧迫する。片手で圧迫しても止血しない時は、両手で 体重を乗せながら圧迫止血する。
  2. 間接圧迫法
    出血している部位より心臓に近い部位にある止血点(動脈)を手や指で圧迫して止血する。

以上のような止血法がありますが、直接圧迫止血法が基本です。直接圧迫止血法で止血ができない場合は、 最終的な手段として止血帯法があります。

私たちの体に、どのくらいの血液があるのか知っていますか。成人男子で体重の約8%、体重65キログラムの人で 約5,000ccといわれています。このうち20%が失われると、ショック状態(顔面蒼白、手足の冷感、冷汗)となり、 50%が失われると生命の危険があります。また、出血は外出血だけではありません。胸、腹部における内出血は、 一般に出血量が多く緊急処置を必要とします。外出血に気をとられることなく、顔色や意識の状態に注意することが 必要です。

熱中症のとき

  1. すぐに日陰に移し、裸に近くして、水に浸したタオルなどで冷やします。
  2. 体表の冷却とともに、首、脇の下、足の付け根の直接冷却が有効です。浴槽に入れるなどの極端な冷却は不適当です。

熱中症を予防するには、次のことが大切です。

  • 帽子をかぶる。
  • 直射日光に当たる時間を短くする。
  • 外出時などは、事前に水分を十分にとる。
  • 労働やスポーツをする場合、水分とともに塩分も十分にとる(約1%程度の食塩水)。

特に乳幼児や高齢者は、脱水になりやすいので注意が必要です。
人の体温は、37度前後になるように調節されています。 外界の温度が低い時は、血管を収縮させ熱の放散を防ぐとともに、震えによる筋細胞での熱産生を増大させ体温の低下を防ぎます。 一方、温度が高い時は、血管の拡張と発汗により熱の放散を盛んにし、体温のバランスを維持します。 しかし、気温の変化が急激であったり、体温調整中枢に障害があると高体温や低体温となります。 高温環境による障害を「熱中症」と総称しています。

のどに物が詰まったとき

乳幼児の場合

  1. 頭を下に向けて、うつむきにし、手当てをする人の前腕(肘よりも前の腕) か、太もも(大腿部)にまたがらせるようにします。
  2. あごを片手でしっかりと支え、頭が胸よりも低くなるようにして、もう一方の手のひらの根元で、 背中(肩甲骨(けんこうこつ)の間)を4回から5回、強く、すばやくたたきます。

乳幼児以外の場合

  1. せきができれば、せきで詰まった物を吐き出すのが、最も有効な方法です。
  2. せきができないときは、次の2つの方法が有効です。
    (1)背中をたたく。
    片方の手のひらで患者の胸を支え、もう一方の手のひらの根元で背中を4回から5回、強く、すばやくたたきます。この時、患者の頭は下に向けて、患者の胸よりも低い位置にしておきます。
    (2)上腹部を圧迫する。
    患者の背後に回り、片方の手で握りこぶしを握って患者の脇の下から前に回し、 患者のみぞおちに当てます。もう一方の手も同様に患者の脇の下から前に回し、 片方の手の握りこぶしを握り、上部内側に向けてすばやく4回から5回圧迫するように押し上げます。

また、掃除機の先を細いものに換えて、詰まった物を吸い取る方法もありますが、逆に傷つけてしまう恐れがあるので注意してください。

毎年、数多くの人、特に乳幼児や老人がのどに物を詰まらせて死亡しています。 乳幼児と老人では、食事中に食物のかたまりが詰まる例が多くあります。 乳児は、手の届く範囲のあらゆる物を口にいれる可能性があるので、口に入るような小さな物は、 手の届かないところに保管することが必要です。
気道に物が詰まると、窒息により心臓・肺の機能停止にいたることがありますから、迅速な処置が必要です。 詰まった物を取り出すことにこだわらず、呼吸ができる状態をつくり(気道の確保)病院に運ぶことが重要です。

鼻血の止め方

  1. 鼻血が出たら、まず、安静にしてください。
  2. 背もたれのあるいすに座り、頭を少し前に傾けて、背もたれにもたれかかります。この姿勢をとれば、 鼻血はのどには流れません。
  3. 鼻を指で摘み、5分から10分間、圧迫止血をします。
  4. 冷たいタオルや氷のうなどで鼻の部分を冷やすのも、血管が収縮するので効果があります。
  5. 指での圧迫でも出血が止まらなければ、 清潔な脱脂綿かガーゼを鼻に入れます。その際、鼻の奥に入れすぎないように注意し、その端を少し鼻の外に出しておきます。

このやり方で、15分たっても血が止まらないときや、どうしてものどに血が流れ込むときは、耳鼻咽喉科の診察を受けてください。
鼻血を出し切ってしまおうと、鼻をかんだりすることは、かえって出血を多くします。 また、従来よく見られた行為で、頭を後ろにのけ反らせて首の後ろをたたくことは、のどに血が流れて、 かえって気分が悪くなるのでやめてください。

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