防犯ブザーの救急的活用

ページ番号1015666  更新日 令和6年2月2日

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防犯ブザーが救護の合図として活用できます

イラスト:紐が抜かれて大きな警告音が鳴る防犯ブザー

桐生市消防本部では、更なる救命率の向上を目的に、桐生市消防本部独自の取り組みである「防犯ブザーの救急的活用」の推進を図っています。

この取り組みは、令和元年5月29日、福岡県福岡市で開催された第42回全国消防職員意見発表会において、桐生市消防本部の職員が、発表テーマ「音で繋がる救命の輪」の中で提言したもので、全国でも類を見ない取り組みです。

防犯ブザーの救急的活用とは

護身用として使用する防犯ブザーを急病人が発生した際に鳴らし、周りの人に直ちに駆けつけてもらうための救護の合図として活用するものです。

メリットと効果

メリット

  • 操作が容易であること(ボタンを押すか紐を引くだけで、瞬時に大音量で周囲へ知らせることができます。)。
  • 安価で手に入ること(多種多様で100円ショップでも手に入ります。)。
  • 普及率が高いこと(ランドセル購入時に無料で手に入ったり、地域によっては交通安全協会やPTAなどが小学生に配布していたりします。)。

効果

  • 早期の119番通報に繋がり、応急手当ての開始が早まることで、救命率の向上が期待できます。
  • 災害発生時、建物内に閉じ込められた時や一人で避難が困難な時などに緊急の救難合図として使用できます。
  • マラソン大会やお祭りなど、多くの人が集まるイベントにおける救護活動時に、救助者を災害地点まで早期に集めることが可能となります。
  • 小学生の普及率が高く、防犯のみならず、交通事故や災害などにも応用が期待できます。

リーフレットを作成しました

防犯ブザーの救急的活用を漫画で解説したリーフレットの画像
防犯ブザーの救急的活用リーフレット

この取り組みの趣旨に賛同していただいた富所美穂(ヨメどころ)さんの協力を得て、防犯ブザーの救急的活用リーフレットを作成し、令和元年8月27日に管内(桐生市・みどり市)の教育機関へ配布しました。

今後は、各種団体や行事などへ積極的に出向き、救命の連鎖における「早期認識と通報」の有効な手段の一つとして認識されるよう、普及啓発に努めます。

出前講座を行っています

「防犯ブザーの救急的活用」について、理解を深めていただくことを目的に出前講座(約30分間)を行っています。

急病人を発見したときの対応(119番のかけかたなど)や、日常生活における防犯ブザーの有効的活用方法を学ぶことができます。

令和元年10月9日(水曜日)に桐生市立広沢小学校で初めて行われた出前講座の様子が、NHKニュースで放送されました。

ご興味があれば、お気軽に消防本部警防課(電話:0277-47-1704)まで、お問い合わせください。

動画を公開しました

動画のオープニング写真
「防犯ブザーの救急的活用方法~音で救える命がある~」動画の一場面

市内外へ情報発信することを目的に、住民の参加協力を得ながら親しみやすい動画作品を製作し、令和2年6月8日(月曜日)にYouTube「桐生市チャンネル」で公開しました。

ぜひ、ご覧ください。

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このページに関するお問い合わせ

消防本部 警防課
〒376-0027 群馬県桐生市元宿町13番38号
電話:0277-47-1704 ファクシミリ:0277-46-4666
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。