小林の大日堂

ページ番号1002055  更新日 平成28年1月24日

印刷大きな文字で印刷

写真:石で出来たお堂と石標

写真:木の陰にたたずむ石のお堂

写真:やや丸っこく可愛らしい形の大日如来の石像
堂内の大日如来

安山岩製の大日堂は、祥雲寺から南へ約100メートルの東側の谷に面して安置されています。基壇は約30センチメートル大の礫(れき)で造られ、その上の基礎には南正面に階段状の刻みが見られます。
堂身は高さ65センチメートルで幅は61センチメートル、奥行き62センチメートルあります。笠石は、中央部分がややむくれております。軒は薄く、内側に向かって斜めに切れています。相輪部の形式はやや変形的な感じがします。総高は2.6メートルあり、堂内には高さ60センチメートルの大日如来が安置されています。
大日堂は、はじめは峯岸山海福庵にありましたが、後に現在地へ移されたと伝えられています。文化4年(1807)祥雲寺の火災により、資料ほか焼失したため由来などについては明らかではありません。
大日如来は、真言密教のうちの、胎蔵界(たいぞうかい)をあらわしています。それは、印相が法界定印を結んでいることで分かります。法界定印は悟りの境地を現す印相なのです。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育部 文化財保護課
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:622 ファクシミリ:0277-46-1109
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。