瀧興寺の虚空蔵菩薩

ページ番号1002077  更新日 平成28年1月24日

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写真:苔が生えた石造りの坐像

指定年月日
昭和48年3月1日
区分
市指定重要文化財
所在地
桐生市新里町関463-1

関へ入って間もなく、県道梨木・香林(なしぎ・こうばやし)線から右に入ると、真言宗三谷山不動院瀧興寺(しんごんしゅうみたにさんふどういんりゅうこうじ)があります。元和(げんな)3年(1617)に尊光が開山したといわれとています。参道の左手に基壇(きだん)と基礎の上に安置された虚空蔵菩薩の坐像が見えます。像の高さは90センチメートルで、基壇と基礎をあわせると2.7メートルもあります。虚空蔵菩薩は安山岩製の坐像で、左手は“衆生(しゅじょう)の願望するものを与える“という与願印(よがんいん)を現しています。安永5年(1776)の第12代尊盛(そんせい)和尚の時に立てられました。赤城山の小計らの流れは粕川となって南面の水田を潤しています。その大滝のふもとの堂宇(どうう)は、
天明2年(1782の火災によって焼けてしまいました。尊盛和尚はその再建に努力し、記念として不動尊から瀧興寺までの道程に丁抗(1丁は約109メートル)を設置しました。寺院の入り口に終点を示す76丁抗があります。

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