大雄院山門

ページ番号1002074  更新日 令和5年5月9日

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桐生市指定重要文化財

大雄院山門(だいゆういんさんもん)

写真:参道南側から望む大雄院全景。背後には八王子丘陵
参道北側から望む石段上の山門と大雄院の全景。背後には八王子丘陵
写真:細部まで精密に作られた山門
大雄院 山門 正面(北側)
写真:晴れた日の山門
本堂側から山門を見る。向かって左に鐘楼。
指定年月日
平成3年4月11日
区分
桐生市指定重要文化財
所在地
桐生市広沢町三丁目3580
構造形式
三間一戸楼門 入母屋造 銅板葺
詳細

柱は円柱、大面取りには臥龍、左右の蟇股には鶴・亀が彫刻されている。
門内には四天王像が配され、それぞれ足下に邪鬼を踏みおさえて須弥壇上に立ち、周囲には錫杖形の柵が回る。
上層の縁は擬宝珠高欄を四方に回らせた仕様の形式で、破風の拝み部には猪の目懸魚が付けられている。
現在、本堂内に安置されている十六羅漢像は、かつて楼上に納められていた。
また、舟肘木、眉、袖切りのある虹梁も見られる。

建築年代
寛保3年(1743年)

大雄院の歴史と山門

図:大雄院 配置図
北を上にして、山門の奥に本堂と庫裡、向かって左に鐘楼、右には池と三重塔が配されている。
(群馬県近世社寺総合調査報告書より)

大雄院は、群馬県桐生市の南端、八王子丘陵に連なる茶臼山山麓の北方斜面上に存在し、山門は参道の石段上に北面して立つ。
天正11年(1583年)由良氏の家臣藤生紀伊守善久を開基とし、上野国沼田恕林寺(じょりんじ)の僧春朔を迎えて開山した。
刺繍涅槃図の発願者、四世格雲和尚の代に客殿(本堂)を建立している。

山門について
山門は、記録によると寛保3年(1743年)大雄院六世の綱州規範和尚の代に、中里新左衛門ら有志の寄進金百両を基金として建立された。

写真:山門下層、龍の彫刻と四天王
山門の詳細(北方を守る多聞天像と龍の彫刻)
写真:山門の下層に収められている四天王像 東方を守る持国天、西方を守る広目天、南方を守る増長天、北方を守る多門天
山門の下層に奉られる四方を守る神像(東方を守る持国天、西方を守る広目天、南方を守る増長天、北方を守る多門天)

桐生市指定重要文化財 大雄院山門

地図

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