彦部家文書仁田山紬注文書

ページ番号1002086  更新日 令和5年4月5日

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写真:紙に筆で書かれた文書

画像:仁田山紬注文書の読み下し文

桐生市指定重要文化財

彦部家文書仁田山紬注文書(ひこべけもんじょにたやまつむぎちゅうもんじょ)

指定年月日
昭和38年3月26日
区分
桐生市指定重要文化財
製作年代
室町時代

仁田山紬注文書は、広沢の彦部家に伝存するものである。文面は、足利将軍義輝の侍女小侍従から、彦部雅楽頭晴直にあてた織物の注文書である。
日付は記されていないが、彦部家古記録のうち、「高階朝臣家譜」の天文17年(1548年)6月の条に、仁田山紬注文書が記されていることから、室町中期と推定できる。また、この頃広沢郷は彦部家一門の所領であったことがうかがわれ、紬や白綾などの織物を生産し商品として京都に出回っていた事を物語っている。
彦部晴直は、足利将軍義晴より偏諱を賜り、従四位下雅楽頭にすすみ、天文19年(1550年)義晴が死去したあと剃髪し俗世を離れた。晴直の嗣子輝信もまた足利将軍義輝の信任熱く偏諱を賜った。永禄8年(1565年)義輝が三好義継・松永久秀らに、京都で討たれた際に、父晴直とともに殉死した。
※「偏諱(へんき)を賜う」とは、高貴な人から名前の一字を与えられる名誉な事。

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