雷電山の笠塔婆

ページ番号1002095  更新日 平成28年1月24日

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写真:草むらの中にある笠塔婆

写真:藪の中にある笠塔婆


写真:風化して表面が削られている笠塔婆

写真:3体の仏像が彫られている笠塔婆

指定年月日
昭和46年10月1日
区分
市指定重要文化財
所在地
桐生市新里町新川1899

雷電山は、標高202メートルで山頂には雷電神社が祀られています。笠塔婆は雷電山東麓の末端に2基ありますが、凝灰岩製のためかなり風化が進んでいます。塔身の上面に柄(ほぞ)が造り出されていることから、かつてこの上に笠石がのっていたと思われるが現存しません。建立されたのは、鎌倉時代から室町時代の間と推定されています。
北側の1基は、塔身の高さ109センチメートル、幅は48センチメートル、奥行き31センチメートルで、中央の上位に阿弥陀如来、右下に観音菩薩、左下に勢至菩薩の弥陀三尊像が半肉彫りされています。
もう一方の塔婆は、高さ141センチメートル、幅は56センチメートル、奥行きは36センチメートルで梵字による弥陀三尊像が彫られています。キリーク(阿弥陀如来)、サー(観音菩薩)、サク(勢至菩薩)です。梵字は、古代インド文字で中国や日本では梵字のもつ、呪術的な威力が強調され好んで使われるようになりました。

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