電子レンジなどの調理家電は正しく使いましょう【火災予防等】
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の発表によると、新型コロナウイルス感染症の影響から、家庭内で料理や飲食を行う機会が増え、電子レンジなどの調理家電の事故が増えているそうです。中でも、電子レンジの事故が最も多く、誤った使い方による事故がたびたび発生しています。 身近にある電子レンジなどの扱いには改めて注意を払い、事故を未然に防ぎましょう。
火災等の事例と特徴
火災等の事例
- 電子レンジの庫内に食品かすが付着した状態で使用したため、食品かすが加熱され、炭化してスパークして発火した。
- 電子レンジで肉まんを必要以上に長い時間加熱したため、炭化し発火に至った。
- ゆで卵を電子レンジで加熱したため、破裂し、電子レンジのプレートが割れた。
- コーヒーをオート調理機能で加熱したところ、コーヒーが過加熱状態となり、庫内から取り出す際の振動などにより突然沸騰して飛び散り、顔にやけどを負った。
電子レンジ火災の特徴
- 電子レンジの庫内で発生した火災の約5割が食品の加熱のしすぎです。
- 調理不可の包装を誤って加熱し、火花が発生して火災に至っています。
- 庫内の汚れが炭化し、発火することがあります。
出火防止対策
- 取扱説明書等で調理方法に適したモードやタイマーの設定を確認して使用しましょう。
- 電子レンジでそのまま加熱できるものか確認しましょう。
- 庫内は、こまめに清掃し、食品等のカスが付着していない状態にしましょう。
- 電子レンジの周りには、燃えやすいものを置かないようにしましょう。
火災になった場合の対応
- ドアを閉めた状態で運転を停止しましょう。
- 電源コードの差し込みプラグを抜きましょう。
- 周囲にある燃えやすいものを遠ざけ、火が消えない場合は消火しましょう。
注:あわてて扉を開け、燃えているものを取り出そうとすると、着ている服に着火する可能性があり、大変危険です。
注:万が一火災になった場合は、119番通報をしてください。
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