桐生自然観察の森 園内情報 平成30年3月
平成30年3月29日(木曜日)
平地ではソメイヨシノが満開ですが、観察の森にはソメイヨシノとは別に7種類のサクラが3月から4月にかけて見られます。そのうち早咲のチョウジザクラ、咲き始めたばかりのエドヒガン・ヤマザクラが、この数日の夏日のおかげで見頃を向かえています。
そして、暖かくなると他の生き物も動き始めます。さくらのみちやイトトンボの沼周辺では、落ち葉の中をアズマヒキガエルが歩いています。枯葉と同じ茶色や黄土色の体は保護色になり、最初はガサガサという音ばかりでカエルの姿が見えないため、びっくりしてします。アズマヒキガエルは産卵のために池に集まり、オスはメスを見つけると背中に乗り、他のオスとメスの争奪戦を繰り広げています。池がカエルだらけになるガマ合戦の光景は、1年のうちのほんの1、2日の間だけで、産卵を終えると再び山へ帰っていきます。何十匹ものアズマヒキガエルは、何を合図に池に集まってくるのでしょう、産卵以外の時期は山のどこでどんなふうに過ごしていると思いますか?普段は山の中でカエルを見かけることがありません。

平成30年3月21日(春分の日)
春分の日は、観察の森も季節外れの雪景色です。咲き始めた花やふらみはじめた冬芽も重そうな雪をかぶり、まさに「花」冷えの一日となりました。
観察の森の移植地で、一輪だけ咲き始めたカッコソウにも雪が降り積もっていました。早春の花々も予定外の雪にきっと驚いているのかなと想像すると、なんとなくカッコソウも寒そうにしているように見えてきます。
平成30年3月16日(金曜日)
早春の花の代表種、シュンランとカタクリが咲き始めました。


平成30年3月7日(水曜日)
昨日6日は啓蟄、冬眠していた生き物が活動を始める頃とされ、観察の森でも生き物が動き出します。
今頃はウスバシロチョウというチョウの幼虫(イモムシ)が食草のムラサキケマンを食べているはず、と探してみました。下の写真に映っていますが、どこだか分かりますか?
画面右よりの真ん中、枯れ葉の上にいる黒色のイモムシがウスバシロチョウの幼虫で、まだ1センチメートル程ととても小さいです。ウスバシロチョウは卵で冬を越し、2月ごろに卵からかえり、これからどんどん食草を食べ4センチメートル程まで大きくなり、5月のゴールデンウィーク頃に成虫になります。
早春の木々の花も次々と咲き始めています。
チョウジザクラ・アブラチャン・ダンコウバイなどが葉を出す前に小さな花を咲かせています。少し気をつけて枝先を観察してみてください。



平成30年3月5日(月曜日)
暖かい一日です。ネイチャーセンター横の石垣で薄紫色の花を咲かせたアオイスミレ見つけました。
観察の森では16種のスミレの仲間が確認されています。その中でも早春一番に咲くのがアオイスミレです。花弁が波打つような形で、はっきりとは開かず、恥ずかしそうな楚々とした感じのスミレです。先週までは、まだかまだかと落ち葉をどかしながら花を探していましたが、今日1株見つけたら、あちらにもこちらにもと続けて数株見つけました。これから他のスミレも順番に咲きだし、例年4月まで楽しめます。
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