上州八木節音頭

ページ番号1001885  更新日 平成28年1月24日

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作詞 田 村 博

補作 八木節歌詞審査委員会

選定 桐生まつり協賛会

1 
上州湯どころお山が招く

招くお山にはた音ひびく

名所名物数あるうちの

ところどころを気の向くままに

笛や太鼓の音にのりまして

上州八木節読み上げまする

聞いてお帰り荷物にゃならぬ

2 
今宵名月赤城の山に

語りつがれし国定忠治

義侠一代悪代官を

こらし弱きを助けた男

かざす義兼キラリと光る

男度胸は上州気質

女愛嬌は上州娘

3 
鎮座まします観音様に

思いこがれた高崎だるま

目玉白黒流し目おくる

もっと菩薩に近づき寄って

胸の想いをうち語らんと

心はやるが手足が出ない

おれもあの娘にゃ手足がでない

4 
ここは茂林寺分福茶がま

寺の坊さん抹茶をたてりゃ

やがてぶくぶく茶の湯がたぎる

こいつぁびっくり化けたる狸

あついあついとばたつく手足

これはたまらん釜しょって逃げる

木魚たたいて小僧が笑う

5 
あの娘きりょ良し榛名の富士か

尾瀬に花咲くあの水芭蕉

伊香保湯の町石段道を

裾を気にしてあの娘がのぼる

のぼるあの娘のちらつく裾に

じゃれる湯けむりちょいと気にかかる

おれもなりたやあの湯けむりに

6 
草津よいとこ一度はおいで

けむる湯畑湯もみのうたよ

お湯の中にもそれ花が咲く

お医者さんでも治らぬやまい

ふたり湯舟につかればケロリ

なおりましたよ恋仲どうし

お湯もあついが情けもあつい

7 
妙義とし頃色づく紅葉

男谷川ひと目で惚れて

デート水上恋橋渡りゃ

遠い浅間がちょいと煙たがる

煙たがってもそちらの勝手

太田呑竜に願かけすれば

できる子宝えびすの宮よ

8 
上州なまりはだんべい言葉

ことば荒いがやさしい気立て

こころ広巾なさけは小巾

桐生織姫お召しに帯に

かすり伊勢崎手織の里よ

かかあ天下も自慢の一つ

女房いなけりゃ夜も日も明けぬ

9 
男忠治はわらじで踊る

だるま大師はころげて踊る

白衣観音すまして踊る

茶釜だぬきはおどけて踊る

上手下手など気にかけないで

みんな踊ろう八木節踊り

桐生まつりは真夏の花よ

10
上州群馬は鶴舞う姿

県都前橋敷島ざくら

利根の川音子守のうたで

明日へ羽ばたく住みよい国よ

もっとつないて読みたいけれど

次の機会をまた楽しみに

上州八木節打ちどめまする

さらば皆さんごきげんよろしく

オーイサネー

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