上州八木節音頭
作詞 田 村 博
補作 八木節歌詞審査委員会
選定 桐生まつり協賛会
1
上州湯どころお山が招く
招くお山にはた音ひびく
名所名物数あるうちの
ところどころを気の向くままに
笛や太鼓の音にのりまして
上州八木節読み上げまする
聞いてお帰り荷物にゃならぬ
2
今宵名月赤城の山に
語りつがれし国定忠治
義侠一代悪代官を
こらし弱きを助けた男
かざす義兼キラリと光る
男度胸は上州気質
女愛嬌は上州娘
3
鎮座まします観音様に
思いこがれた高崎だるま
目玉白黒流し目おくる
もっと菩薩に近づき寄って
胸の想いをうち語らんと
心はやるが手足が出ない
おれもあの娘にゃ手足がでない
4
ここは茂林寺分福茶がま
寺の坊さん抹茶をたてりゃ
やがてぶくぶく茶の湯がたぎる
こいつぁびっくり化けたる狸
あついあついとばたつく手足
これはたまらん釜しょって逃げる
木魚たたいて小僧が笑う
5
あの娘きりょ良し榛名の富士か
尾瀬に花咲くあの水芭蕉
伊香保湯の町石段道を
裾を気にしてあの娘がのぼる
のぼるあの娘のちらつく裾に
じゃれる湯けむりちょいと気にかかる
おれもなりたやあの湯けむりに
6
草津よいとこ一度はおいで
けむる湯畑湯もみのうたよ
お湯の中にもそれ花が咲く
お医者さんでも治らぬやまい
ふたり湯舟につかればケロリ
なおりましたよ恋仲どうし
お湯もあついが情けもあつい
7
妙義とし頃色づく紅葉
男谷川ひと目で惚れて
デート水上恋橋渡りゃ
遠い浅間がちょいと煙たがる
煙たがってもそちらの勝手
太田呑竜に願かけすれば
できる子宝えびすの宮よ
8
上州なまりはだんべい言葉
ことば荒いがやさしい気立て
こころ広巾なさけは小巾
桐生織姫お召しに帯に
かすり伊勢崎手織の里よ
かかあ天下も自慢の一つ
女房いなけりゃ夜も日も明けぬ
9
男忠治はわらじで踊る
だるま大師はころげて踊る
白衣観音すまして踊る
茶釜だぬきはおどけて踊る
上手下手など気にかけないで
みんな踊ろう八木節踊り
桐生まつりは真夏の花よ
10
上州群馬は鶴舞う姿
県都前橋敷島ざくら
利根の川音子守のうたで
明日へ羽ばたく住みよい国よ
もっとつないて読みたいけれど
次の機会をまた楽しみに
上州八木節打ちどめまする
さらば皆さんごきげんよろしく
オーイサネー
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