紋切

ページ番号1012487  更新日 平成30年3月27日

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紋紙の写真

紋彫ともいいます。意匠図に基づき、紋紙に穴を開ける工程です。
織物の模様は、表に見える色糸の組み合わせでできています。ジャカード織機で織り進める中で、どのタイミングでどの色の糸を表面に出すかという指示書が紋紙となります。

ジャカード織機とは、1801年、フランスのジャカールが発明した織機です。
穴が開いているかどうかで、経糸を吊る機構をあげるかどうかが決まります。それまで織物で柄を出す(経糸の上げ下げをする)のは、織機の上部に人を配置し、人力で行っていました。これは大変な作業でしたが、ジャカードの登場で格段に楽になりました。

ピアノマシンの写真

紋切は、当初はピアノマシンという紋紙に穴を開ける機械を使っていました。両手の指で12個のボタンを、足でペダルを操作して穴を開ける姿がピアノを弾いているような動作でした。
紋紙は、意匠図の方眼1目ごとに穴をあけます。ひとつの模様を織るのに使う緯糸の数だけ、紋紙が必要になります。簡単な柄であれば数百枚程度ですが、振袖のような大きく複雑な柄になると、2万枚ほどになることもあります。この枚数の紋紙をピアノマシンで作っていたのです。

現在はデジタルが主流になり、紋紙を作る時間は大幅に短縮されています。

デジタル処理の写真

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