染色
染色
大きく分けて精練、染色、仕上げ、糸張りの4つの段階を紹介します。
精練
生糸にはセリシンという成分が含まれています。このセリシンは、絹の主成分であるフィブロインを包む硬いタンパク質です。生糸のままだと糸がごわごわしているので、熱水等で処理しセリシンを取り除きます。これが精練です。精練後は、やわらかく光沢がでてきます。
写真は、綛糸(かせいと、ぐるぐる巻いて束になっている糸のこと)を精錬しているところです。
染色
染料を使って、染めたい色を糸に入れていきます。求められる堅牢度(日光や洗濯に耐えられる強さ)が注文によって違いますので、染料もあわせて調整します。
写真の染め方は浸染(しんぜん)といい、染料溶液に綛糸を浸して染める方法です。手間はかかりますが、糸本来の風合いを残し、色ムラなく染め上げることができます。
仕上げ
糊付けや油付けをし、なめらかさを持たせます。いわゆる柔軟剤のような役割をはたすもので、糸同士の摩擦を減らす等のねらいがあります。
糸張り
綛糸を丸太にかけ、ひとつひとつ引っ張ることで、糸を平らにしていきます。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
産業経済部 商工振興課
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:563 ファクシミリ:0277-43-1001
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。