谷津舘跡
- 指定
- 昭和49年5月1日
- 区分
- 市指定史跡
- 所在地
- 新里町新川2340
丘陵性台地の尾根に、東西82メートル、南北84メートルの方形の館跡があります。その四方は、約2メートルの高土居(たかどい=土を高く盛り上げた土手)で囲まれ、周囲は約2メートルの深さで空掘が巡っています。高土居と掘の問には、約2メートルの幅で武者走りが設けてあります。高土居の中の面積は約6,000平方メートルあり、南土居の中央部は虎口状に切れています。
谷津館跡は、新田氏の流れをくむ藪塚氏の居館として代々所有し現在に至ります。しかし、現在は、南土居の南に住まっており、館のなかは雑木林になっています。館内には、正応年間(1288~1292)に建てられた石祠や、また、応永15年(1408)のものも見受けられ、その由緒を物語っています。
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