桐生自然観察の森 最近の園内情報

ページ番号1025600  更新日 令和7年9月4日

印刷大きな文字で印刷

令和7年9月4日(木曜日)

観察の森は今、ナラ枯れに悩まされています。ナラ枯れとは、ブナ科のコナラなどが、『カシノナガキクイムシ』という5ミリ程の甲虫が伝播する病原菌によって、通水障害を起こし枯れてしまう伝染病です。

写真:小さい焦げ茶色の甲虫
オス、今年の6月に採集した標本
写真:小さい焦げ茶色の甲虫
メス、今年の6月に採集した標本

園内では、コナラやフモトミズナラに無数の穿孔と大量のフラスが見られるようになってしまいました。

写真:園路の脇に生えているコナラの根本には、木くずが積もる
クワガタムシの森では、被害木が並ぶ
写真:コナラの根本に積もる木くず
大量の粉状のフラス
写真:小さな穴から木くずが出ている
爪楊枝の先5ミリ〜8ミリで突き止まる大きさの穴

夏は菌が蔓延する時期で、葉が萎え始めたと思ったら、その後1~2週間で急激に枯れてしまった木が見られるようになりました。

観察の森では、被害の状況を調査し、来園者の安全対策に努めています。

令和7年9月3日(水曜日)

事務所で飼育しているスミナガシが、前蛹とサナギになりました。

写真:飼育ケースの天井からぶら下がる幼虫
お尻を糸で固定してぶら下がっている前蛹
写真:アワブキの葉の根本でぶら下がるサナギ
葉っぱにそっくりなサナギ

スミナガシは、蛹の状態で越冬します。このまま冬を越すはずですが、夏の暑さからもしかしたら羽化するかもしれません。様子を見守ります。

写真:黒いピエロのお面のよう
抜け殻

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容は役に立ちましたか?
質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

都市整備部 公園緑地課(2階)
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:公園管理係 0277-48-9037
   緑化推進係 0277-48-9037
ファクシミリ:0277-46-2307
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。