旧群馬県衛生所(桐生明治館)

ページ番号1001982  更新日 令和5年7月3日

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写真:旧群馬県衛生所の外観

指定文化財について

名称・員数
旧群馬県衛生所(きゅうぐんまけんえいせいじょ) 1棟
附指定 棟札1枚
指定年月日
昭和51年2月3日
区分
国指定 重要文化財(建造物)
所在地
群馬県桐生市相生町二丁目414-6
建築面積
255.74平方メートル(延511.48平方メートル)
構造
木造2階建 桟瓦葺 南面玄関ポーチ付
建築年代
明治11年8月竣工(1878年)
指定説明

平面は両側に翼屋が突出する「コ」の字型で、玄関を中心にほぼ左右対称である。正面1階は吹き放しのテラス、2階は吹き放しのベランダとなっている。外壁正面は漆喰塗りの大壁造で、その他は下見板張である。窓は上げ下げガラス戸である。屋根は入母屋で目地漆喰塗りが施されている。
この建物は明治初期の擬洋風建築としては比較的本格派に属するもので、地方における公共建築の一遺例として重要である。
※一部抜粋

公開情報

電話番号

0277-52-3445

開館時間
午前9時~午後5時
休館日
毎週月曜日・祝日の翌日、年末年始
観覧料

大人150円 小人50円

(団体割引有り)

駐車場
有り
その他
詳細は下記、桐生明治館リンクへ
写真:旧群馬県衛生所建築時の棟札、医学校印、医学校写真、女学校
(写真左)旧群馬県衛生所建築時の棟札。県令楫取素彦以下、関係者の名前などが墨書きされている。(写真中央)医学校印。(写真右上)創建時の医学校。(写真右下)県立女学校となったときの写真。

旧群馬県衛生所は桐生市の南西、渡良瀬川右岸の相生町2丁目に存在する。
当初は群馬県衛生所として明治11年8月に現在の前橋市大手町に建てられ、医学校を併設していた。明治12年1月に衛生所は廃止され、明治14年6月には医学校も廃校となった。さまざまに転用された後に、本館跡地が群馬会館建設用地に決定した。これを知り、当時の山田郡相生村は昭和3年に群馬県へ建物の払い下げを申請し許可された。
かつての群馬県衛生所の建物は解体され、昭和4年2月相生村の現在地に改修・移築されて相生村役場となった。昭和29年の桐生市との合併後は桐生市相生出張所・相生公民館として使用された。
昭和51年、明治初期の擬洋風建築であることなどが評価され「旧群馬県衛生所」として重要文化財に指定された。
相生出張所が転出し、桐生市文化財整理室として使用された後、昭和59年から61年3月にかけて半解体による保存修理工事が実施され建築当初の姿に復元された。
昭和61年5月1日、桐生明治館の愛称で開館した。

写真:会議室、貴賓室、喫茶室


地図

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このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育部 文化財保護課
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:622 ファクシミリ:0277-46-1109
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