重要文化財千網谷戸遺跡出土品

ページ番号1001983  更新日 令和4年8月8日

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出土した耳飾の写真

  • 出土地:桐生市川内町3丁目地内
  • 所有者:桐生市
  • 指定物件:第1号住居跡出土品 2,286点 他附一括、第4号住居跡出土品 1,011点 他附一括、計3,297点 他附一括
  • 所在:群馬県立歴史博物館寄託

写真:第1号住居跡、第4号住居跡

千網谷戸遺跡は、桐生市の西北部にあたる川内町3丁目にある。渡良瀬川とその支流である山田川の合流する河岸段丘上にあたる。 遺跡の存在は戦前から知られており、昭和21年から現在に至るまで、断続的に発掘調査が実施されている。故薗田芳雄によって「千網式土器」が提唱され、縄文時代晩期の標識遺跡として広く知られるようになった。 かつての遺跡地は桑畑であったが、現在ではその大半が宅地化されている。これまでの発掘調査において縄文時代のほか弥生時代、平安時代の住居跡のほか、配石遺構、石棺墓群などの特殊な遺構が発見され、それらにともなって豊富な遺物が出土している。縄文時代晩期の遺物は豊富で、土器、石器をはじめ土偶、土版、岩版、装身具類など多様なものが発見されている。 なかでも、縄文時代晩期の第1号住居跡と第4号住居跡の出土品は質量ともにまとまりがあり、また発見例も少なく、縄文時代晩期の生活様相を復元する上できわめて学術的価値がきわめて高いとされ、一括して重要文化財に指定された。

写真:第1号住居跡から出土した大型土製耳飾

写真:第4号住居跡から出土した大型土製耳飾

写真:第1号住居跡から出土した土製耳飾

写真:石製垂飾具、骨角器類

第1号住居跡はほとんど同じ位置に石囲炉がある3軒が重複していたきわめて稀な発見例であった。それぞれ方形で一辺6.5メートルから4.7メートル、深さは50センチメートルから90センチメートルほどの規模であった。第1号住居跡からの出土品は土製耳飾114個、玉類124個、骨角類76個をはじめ石鏃類が1,665本で総点数は2,286点におよぶ。附として土器類、石器剥片、粘土塊等が一括指定された。第4号住居跡は一辺5.3メートル、深さは1メートルほどの方形で、中央に石囲炉があった。第4号住居跡からの出土品は土製耳飾59個、玉類33個、石鏃類694本、総点数は1,011点ある。第1号住居跡と同様附として土器類、石器剥片、粘土塊等が一括指定されている。出土品の中でも大型の土製耳飾は技巧的にも優れた華麗な逸品で、縄文時代晩期の工芸技術の高さを示すものとして、数々の海外展に出品されているほどである。なお、これらの指定物件は現在群馬県立歴史博物館に寄託されている。

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