白瀧神社

ページ番号1002101  更新日 令和5年12月1日

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写真:入り口に立つと石造りの鳥居の奥に社殿が見える
白瀧神社 社殿

白瀧神社は、鳴神山を源流とし桐生市川内町の中央を南北に流れる山田川左岸に位置する。
参道の石段を登ると向かって左、北側に「降臨石」(こうりんせき)と呼ばれる大岩が見える。 昔、耳をあてるとその中から機音が聞こえていたが、不心得者が雪駄を履いて上がってからは止まってしまったとの言い伝えがある。降臨石の先、北から市指定無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」(しらたきじんじゃだいだいかぐら)を奉納する神楽殿、中央に祓殿、拝殿、本殿、社務所が配され、参道から向かって右、南西の手水舎の天井には龍が描かれている。社殿の背後には御神木である樹齢300年以上と伝えられる市指定天然記念物「白瀧神社のケヤキ」が聳えている。
天八千々姫命と白瀧姫命の2柱の織物の神が主祭神として祭られている。
明治の初年『白瀧神社』と改称し、現在の社殿を修造する。

写真:苔や木が生えてしめ縄がかかっている大きな岩
降臨石
写真:木造の赤い屋根の建物
神楽殿
写真:木造の建物
本殿
写真:鳥居のすぐ横に手を洗うための水屋がある
水屋と鳥居

高山彦九郎による天明2年(1782)の「沢入道能記」には、同年4月4日、沢入遊行の際に、桐原村深沢弥市右衛門宅に宿泊し、深沢氏よりの話として以下の記述が有る。

上略、深沢氏語りけるは、上古此郡より山田部とて都へ夫をのぼせし事ありとぞ、ある御歌合の御時、官女を賜うて(故郷へ)下る。後に官女絹を織りて都へ奉る。
是より絹織ることをつたえ国中にひろまる。桐生の奥仁田山に機神天神と号し、官女をまつりあるとかや承る。云々(高山彦九郎全集)

このことから、当時既に官女が仁田山の地に下り、絹織物を広め機神として祭られた事が伝承として伝えられていることが伺える。

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