これからの取組、保全の方法

ページ番号1000852  更新日 平成29年4月1日

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市では、平成26年4月に発足された協議会を中心に、下記の様な取組を行なっていきます。この取組は、市だけではなく群馬県自然環境課、群馬県桐生森林事務所、群馬県警察、市民団体及び協力者の方々と連携しながら行います。

登山者への啓発

看板の設置

登山道沿いへカッコソウが種の保存法に指定されたことをお知らせする看板を取り付けています。今後も必要に応じて看板の設置や付替えを実施していきます。

チラシの配布

カッコソウについての紹介や、種の保存法に指定されたことに関するチラシを登山者へ配布しています。

自生地周辺のパトロール(継続)

登山者への啓発及び盗掘等の予防を目的に、ボランティアによるパトロールを行っています。なお、盗掘等には罰則(個人の場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金)がありますので、桐生警察署とも連携し、監視を続けていきます。

自生地調査

過去の調査により把握できている自生地については、継続的に調査することが必要であるとともに、現在の自生地の分布を正確に把握するため、現地の詳細な調査が必要になります。今後、関係機関と協力する中で、早期に実施したいと考えています。

栽培されているカッコソウに関する調査

過去に山から採取され、現在家庭の庭などで栽培されているカッコソウについて、どのお宅にどんなものがどのくらいあるかについて調査をします。最悪の場合、自生地のカッコソウが絶滅することも考えられますが、その場合、ご家庭で栽培されているカッコソウをもとに増殖することも考えられます。また、多様な遺伝子を確保するという意味もあります。

系統保存

自生地の環境悪化などにより、自然状態での保存が難しいと判断された場合、これ以上の遺伝子の喪失を防ぐため、系統保存という、遺伝子の保存が必要になります。これは、将来的な自生地への植え戻しなどの野生復帰を視野に入れて実施していきます。

啓発活動

カッコソウは、種の保存法のページでも説明しましたが、非常に貴重な、かけがえのない植物です。しかし、佐渡のトキや南アルプスのキタダケソウなどに比べると、知名度が低いため、一般的にはその地域だけの問題ととらえられがちです。このため、今後カッコソウの素晴らしさを伝えるため、国や県と連携しながら啓発活動を行っていきます。

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このページに関するお問い合わせ

都市整備部 公園緑地課 桐生自然観察の森
〒376-0041 群馬県桐生市川内町二丁目902番地の1
電話:0277-65-6901 ファクシミリ:0277-65-6901
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