青少年野外活動センターQ&T「梅田は昔、海だったのですか?」

ページ番号1001680  更新日 平成28年1月24日

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梅田の化石

四放サンゴの化石の写真
四放サンゴの化石
(梅田高仁田沢岩萱)
群馬古生物研究会提供

梅田の高仁田沢岩萱(いわすげ)を、600メートルほど登ると少し平らになったところがあり、石灰岩のかたまりがたくさん落ちています。
左上を見ると石灰岩のがけがあります。この石灰岩の中に、古生代ペルム紀(2億5千万年前)の化石を採ることができます。
がけの下は危ないので近づかないでください。下に落ちている石から探しましょう。
サンゴ・ウニ・ウミユリ・三葉虫(まれにしか採れない)・腕足類・コケムシ・フズリナなどの動物の化石を採ることができます。
これらの動物は、温かい浅い海に住んでいました。その死がいが積み重なり、石灰岩となりました。

石灰岩の出来たところ

ウニの化石の写真
ウニの化石(梅田高仁田沢岩萱)
群馬古生物研究会提供

石灰岩は今の梅田の位置でできたものではありません。
石灰岩は、南半球の温かい火山島の周りのサンゴ礁ででき、海洋プレートに乗っかって移動してきたと考えられています。
海洋プレートは、大陸プレートにぶつかると、下に沈みこみますが、軽い海底たい積物や、火山島は大陸のふちに残ったと考えられています。

注:今ハワイ諸島は、太平洋プレートの上にあって、年9センチメートル日本列島に近づいています。
太平洋プレートは、日本列島の近くで沈み込み、それが日本海溝や伊豆マリアナ海溝になります。
注:プレートとは、地球の表面は厚さ100キロメートルほどのかたい岩板におおわれている。
この岩板はひび割れていて大小10数個の部分に分かれている。この1枚の岩板をプレートという。
プレートは年1~10センチメートルの速さで動いている。

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