球都桐生プロジェクト基本方針～桐生の魅力を白球にのせて～

背景・課題

日本において圧倒的な人気を誇る野球において、桐生市は野球が盛んなまちとして「球都」を標榜できる全国で4つしかない都市のひとつでありながら、これまで「球都」を核とした効果的、かつ継続的な施策を打ち出せずに今日に至っています。スポーツを活用したまちづくり、スポーツを活用した地域創生は国の政策のひとつとしても注目されている領域であり、地域コミュニティの時代へシフトしてきている中、スポーツと地域コミュニティの相性、親和性は極めて高いものです。スポーツの「する・みる・ささえる」という直接的な参加価値もありますが、本質的な価値として「つなぐ・ひろげる」に注目が集まり、各競技団体、各地域でスポーツの活用という視点で、企業や行政、市民とスポーツの融合、また、社会課題、地域課題の解決にスポーツが活用されている事例が増えてきています。また、青少年の育成については、勝利至上主義の時代から、ケガ予防を前提とした科学的根拠に基づいた育成方法、体力、技術の向上のみならず、心の成長に注目が集まっており、さらに、テクノロジーの進化に伴い、スポーツ業界においても「スポーツテック」、「スポーツDX」が注目されています。

目的

1. 桐生市の活性化「球都桐生」のブランドを活かした地域初、野球界初、スポーツ界初、 国内初といった先進性、話題性、社会性あふれる野球を起点としたイベントや活動を企画推進し、地域メディアのみならず全国メディアへの発信も行うことで「桐生ブランド」を広く訴求するとともに、インバウンドを含む関係人口、交流人口の増加に繋げ、地域活性化を目指します。
2. 桐生市の価値向上と魅力発信球都桐生プロジェクトによって講じる様々な施策、活動と、桐生市が保有する資産、資源を融合させることで桐生全体の価値向上へつなげ、多面的に桐生市の魅力を発信することで「桐生ブランド」の全国への訴求を高めていきます。
3. 健康な青少年の育成桐生市の未来に向けた宝である青少年を最先端の育成モデル（科学的根拠に基づいた育成方法、体力、技術の向上をはじめ、心の成長やスポーツテック、スポーツDXなど）により教育できる環境を整備することで、心身ともに健康な青少年の育成に寄与します。
4. スポーツの活性化球都桐生プロジェクトを通じ、各種インフラ、プラットフォームを整備（例:動画配信環境システム、最先端のスポーツテック※、各種デジタルソリューション等）することで、野球以外の競技団体、競技者にとっても利活用できる環境を提供し、桐生市のスポーツ全体の活性化に貢献していき ます。※IT技術やAIを活用して、スポーツ業界に新たな商品やサービスをもたらすもの。（プロゲーマーがゲームを利用した対戦を行うeスポーツ。アスリートに端末を取り付け、体調を測定するウェアラブルトレーニングなど。）

重点分野

1. コミュニティの醸成と活性化球都桐生ならでは、球都桐生らしい、市内外から注目されるイベントの開催や大会・交流試合の誘致、野球、スポーツを潤滑油とした老若男女を問わず楽しめる様々なコミュニティづくりを推進するとともに、織都桐生をはじめ、桐生市が保有する地域資源、地域資産を融合させることで、まち全体の活性化に寄与します。
2. 青少年育成と野球・スポーツ振興楽しく、安心して野球、スポーツが続けられる環境づくりを提供していくと同時に、心身ともに健康で元気な青少年の育成に寄与します。特に小学生の目標となる受け皿、高校生への基礎固めとなる中学野球の環境整備を強化していくことで野球人口、野球競技レベルの向上を目指すとともに、それらの環境を他の競技団体へ利活用させることでまち全体のスポーツ振興に貢献していきます。
3. 桐生野球力国内最高峰の野球環境（指導者、施設、最新鋭のテクノロジー＆科学の活用等）を市内に実現させ、競技者のレベルを高めるとともに、球都桐生ならではの圧倒的な差別化を図ることで全国からの注目を集め「球都桐生」の認知度向上を図ります。
4. 情報発信球都桐生プロジェクトの活動をマスメディアのみならず、インターネッ トメディア（オウンドメディア、SNS等）を通じ、効果的に市内、周辺地域、全国へと発信し続けていき、球都桐生ブランドを通じたまちのブランドを高めていくことに寄与します。

プロジェクト推進方針

市民や民間が主体となり財源の確保をはじめ推進体制を協議し、公民連携による持続可能な手法により、球都桐生プロジェクトを推進し未来へつなげていきます。

• 球都桐生プロジェクト基本方針 ～桐生の魅力を白球にのせて～ （PDF 354.8KB）