【移住者インタビュー】黒保根町 番外編-関係人口・上脇さん

ページ番号1023358  更新日 令和6年1月18日

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「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。

地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。

(総務省ホームページより引用)

黒保根町の関係人口 上脇辰三さん

薪ストーブの手入れをする上脇さん

上脇辰三さん

現在の居住地 神奈川県川崎市
現在の職業 ICT企業顧問、TVエキストラ

インタビュー時期 令和6年1月

上脇さんご自身について、教えてください。

生まれは1952年、都内を中心に複数の企業で働いてきて、現在は企業顧問をやっています。ときどきテレビのエキストラもしています。
近頃の趣味は味噌づくりや音楽、書を観たり。
黒保根は第二のすみか、というくらいに魅入られてちょくちょく来ています。もう二拠点生活に近いかもしれない(笑)。

上脇さんと黒保根の関係はいつ始まったのですか。

上脇さんと山内さん

黒保根に移住していた友人、山内さんのログハウスを訪ねたことがきっかけです。
コロナ禍の折、山内さんを含めたオンラインミーティングをしたときに、彼の後ろの壁がログハウス調で、興味を持ったんです。
「あれ、山内さん、いまどこにいるの?」「じぶんちにおるよ、黒保根の」
最初は本当にこんな会話です。そこから私が興味津々でいろいろ聞いて、実際に黒保根に訪れたのが2020年。おじゃましてみたら、彼の家だけでなく、住む環境そのものが本当に素敵なところで。山内さんに連れて行ってもらった場所、お店、そこで出会う人みなさん魅力的で、あっというまに黒保根の魅力にとりつかれてしまいましたね。
それからは、山内さんが大らかなことに甘えて、年に何回も黒保根にきて、山内家に逗留しています。いつもありがとうね、山内さん!

黒保根滞在中はどんなことをされていますか。

テラスにいる上脇さん

基本はログハウスでのんびりです。食事、酒、読書、考え事、会話を楽しむ、ゆとりの時間にしています。朝日が山あいから昇るのを見るのが楽しみで、テラスでコーヒーを飲みながら朝食をとる。散策のあとに水口屋(近所の商店)で四方山話を。都会の喧騒を忘れて森の中で自分をリフレッシュしています。心の湯治みたいなものなのかな。
もちろん、山内さんの生活に加えてもらっているので、野良仕事や家事も一緒にやります。彼の用事も手伝いますし、ここでご縁があった方々から何か依頼があれば手伝いに行きます。

黒保根の生活に溶け込んでいますね!

山内さんにいろいろ連れて行ってもらったので。でも、行く先々で出会う人が、本当に親切にしてくれたのはとても大きいと思います。彼らが受け入れてくれなかったら、こんなに黒保根大好きになっていないんじゃないかな。
特に水口屋のおかみさんは、私がひとりでお店行っても、「あら、上脇さん、いらっしゃい」なんて、もうここにいることが当たり前のように接してくれる。「山内さんの連れ」でなくて、「上脇」として認識してくれているんだと思うと、ますます黒保根が好きになっちゃいますよね。

黒保根の魅力は何だと思いますか。

談笑する上脇さんと黒保根関係者

自然が豊かで、四季の変化をじっくり感じることができることです。
それから、ここに住んでいる人たち、といっても私が直接接している人たちについてしか言えませんが、彼らの「心」を感じることができること。言い換えれば「まごころ」とでもいうのでしょうか。コンクリートビル群の中で、何かとせわしく、さわがしい日常を送っていると、じっくりと向き合うことを忘れてしまう。でも、人って無機質じゃないぞ、と思い出させてくれる、とても温かい時間を過ごせる場所なんだと思います。

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