【移住者インタビュー】黒保根町 番外編-関係人口・新井さん

ページ番号1023369  更新日 令和6年2月8日

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「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々を指す言葉です。

地方圏は、人口減少・高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、地域によっては若者を中心に、変化を生み出す人材が地域に入り始めており、「関係人口」と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。

(総務省ホームページより引用)

黒保根町の関係人口 新井仁翔さん

新井さんの写真

新井仁翔さん

現在の居住地 東京都世田谷区
現在の職業 大学生

インタビュー時期 令和6年1月

仁翔さんご自身について、教えてください。

もともと黒保根生まれで、高校卒業まで黒保根で育ちました。
父が黒保根で神主をしていて、僕も跡を継ぐために、神主の資格を得られる大学に進学しました。現在は、東京都内に住んでいます。
生活拠点は都内の寮になりましたが、折に触れて黒保根に戻ってきています。

跡を継ぐと決めたのはいつですか?

明確にいつ、というのは無かったと思います。
小さいころから父が神主をしている姿を見て、なんとなく「僕も神主になるんだなあ」と思っていましたが、だんだんとそれが確かなものになっていった気がします。
父から後を継げと言われたことは無くて、高校の三者面談で神主になるって話したら、父も先生も驚いていました。

くろほね夏まつりの会で活躍されていると伺いました。

櫓でお囃子を演奏する新井さん
櫓でお囃子を演奏する新井さん(中央)

夏まつりの会は、お盆の風物詩、くろほね夏まつりを開催している団体です。
父が会長なので、保育園のころからついて行って、あれこれ一緒にやっていました。準備や本番、片付けまで、自然と参加するようになっていました。
大学進学で黒保根を出ましたが、僕自身が黒保根の夏まつりが好きだし、離れてくらしていても関わり続けたいと思って、まつりの会も続けています。今年も、櫓建て、準備、1日目、2日目、片付け、全部参加しました。
櫓にのぼってお囃子もやりましたよ。小さいことから親しんだお囃子演奏はやっぱり楽しいです!

黒保根に関わり続けたいと思う原動力は何なのでしょうか?

くろほね夏まつり準備中の新井さん

黒保根が大好きだから、なんだと思います。
便利さで行ったら、断然あっち(東京)なんです。そうなんですけど、こっち(黒保根)にしかない良さは、離れてつくづく感じます。
長期休みの時はずっとこっちにいるんですよ。帰ってくるたびに、小さいころから僕のことをかわいがってくれた人たちに顔を見せにいってるんですけど、いつでも変わらずに迎えてくれるのが本当にすごく嬉しい。
黒保根にいる時は原付バイクであちこち行って、いろんな人に会っています。

今後の進路はどう考えていますか?

将来について話す新井さん

大学を卒業して、神主の資格を得たら、黒保根に戻ってきたいと考えています。
少子高齢化、人口減少ってやっぱり黒保根を直撃している問題で、地元の人もそんな流れのなかでここの元気を維持したいって頑張ってる。僕を温かく育ててくれた人たち、この地域に貢献したいという気持ちはとても強いです。
神社も昔はお祭りとかで人がいっぱい来ていたけど、だんだん少なくなっているんです。自分が神主になったらそういう現状を変えていきたいです。

外に出て感じる黒保根の印象は?

人口は減ってるし、高齢化も進んでるけど、だからこそ地域が一体となって行事のときは集まるし、人と人とのかかわりあいの深さは都会にはないと思います。それは、やっぱり夏祭りのときにつくづく感じました。
最近は川の近くにレジャー施設ができたりして、どんどん観光客が来るようになってますけど、まだまだそういう方々が知らない黒保根の良さがあると思います。
食べ物だったり、山の景色だったり、神社やお寺さんだったり、そういうのもこれから来てくれる人には行ってもらって、どんどん黒保根を好きになってほしいと思います。

荒神山展望台からの景色
新井さんが好きな黒保根の景色。荒神山展望台から

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