桐生自然観察の森 園内情報 平成28年4月
平成28年4月20日(水曜日)
森の春はとっても早く進みます。
こちらのオトコヨウゾメも先週の金曜日に咲き始めたのですが、あっという間に満開になりました。オトコヨウゾメは、6-9ミリメートルの白い小さな花が集まって咲く低木で、”オトコ”と名前につきますが、とってもかわいらしい花です。
この時期の森は、数日でどんどん変わっていきますので、その変化についつい置いていかれがちです。皆様もお目当ての花がある場合には、お見逃しなく!
平成28年4月13日(水曜日)
新緑が芽吹き、ミツバツツジ、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、ヤマブキなどの花が咲いています。柔らかい緑の森の中にピンク色や黄色の花が見え隠れしています。


なつつばきのみちの木陰に白い花が咲いています。ミヤマハコベです(写真左)。
1センチメートル程の白い花は、ハコベの仲間と比べると大きく、とても可憐です。
さて、このミヤマハコベの花弁(花びら)は何枚あるでしょう。
10枚ではありません。5枚です。
花弁が深ーく切れ込んでいるため10枚に見えるのです。これはハコベの仲間の特徴です。
友の会田んぼなど日当たりの良い場所では、ハコベの仲間のコハコベが咲いています(写真右)。
こちらの7ミリメートル程の小さな白い花は、道端や畑など身近な場所でも見ることが出来ます。
小さな花ですが、やはり花弁が切れ込んでいます。ルーペや虫めがねで観察してみてください。


センター入口の脇のカラムシの葉に緑色の小さなビーズのようなものがくっついています(写真左)。
これはアカタテハの卵です。
アカタテハは成虫で冬を越す蝶です。そして、幼虫が食べるカラムシの芽生えが始まると、そのやわらかい葉に産卵をするのです。
卵をよーく見てみると(写真右)、縦にすじの模様が入っています。1ミリメートルもない小さい卵ですが、その作りの美しさに感心してしまいます。
これから、アカタテハの成長を見ていくのが楽しみです。
観察の森では、鳥のさえずりもにぎやかです。
ぜひ、いらしてください。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問い合わせ
都市整備部 公園緑地課(2階)
〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:公園管理係 0277-48-9037
緑化推進係 0277-48-9037
ファクシミリ:0277-46-2307
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。