桐生自然観察の森 園内情報 平成28年5月

ページ番号1009111  更新日 平成28年5月27日

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平成28年5月27日(金曜日)

ヨシノボリ
イトトンボ中沼で捕獲されたヨシノボリ

今日は川内小学校2年生の子供達が自然観察にやってきました。
子どもたちと一緒に、水の中の生き物を観察するため、イトトンボ中沼を玉網ですくってみました。
すると、いつもはお目に掛からない、ヨシノボリが獲れていました。

このヨシノボリ、胸に吸盤を持っていて、少々の段差であれば、吸盤を使って登ってしまいます。
(写真には残念ながら写っていません)

イトトンボ中沼は人工池なので、本来、ヨシノボリは住んでいなかったはずなのですが、その遡上能力からすれば、今住んでいるのも納得です。

また、オスが巣をつくってメスを産卵に誘い、卵のうちはメスが、孵化してからはオスが幼魚を守るといった、産卵~子育てにかけて、面白い習性を持つようです。

イトトンボ中沼やその周辺で、そんなヨシノボリの暮らしが営まれているんですね。

ちなみにこのヨシノボリ、おそらく「トウヨシノボリ」と思われます。

平成28年5月19日(木曜日)

木々の葉が茂り、観察の森の木陰はとても過ごしやすいです。
そして、野鳥の声・カエルの声・虫たちの羽音・トカゲやカナヘビがガサガサとたてる音で賑やかです。

 

写真:エサキモンキツノカメムシ

天気は快晴。駐車場のミツバアケビの葉の上で何かが光りました。エサキモンキツノカメムシです。背中にある薄い黄色のハート模様が目印です。両肩にツノのようなでっぱりがあるツノカメムシ科の1種です。
カメムシと言うと、さわると臭いにおいを出す嫌われ者のイメージがあります。しかし、全部がひどく臭いわけではありません。匂いがさほど気にならない種類も実は多いのです。そして、良く見てみると、赤や緑、カラフルで私たちの目を楽しませてくれるカメムシもいます。カメムシを見つけたときには、触って刺激しないように気をつけながら、観察してみてください。

 

写真:コミスジ

日当たりの良いハンミョウ広場で、コミスジが飛んでいました。
黒褐色の翅に、筆で描いたような美しい3本の白い線が特徴です。

暑い日も増えてくると思いますが、観察の森では虫よけのため、長袖・長ズボン・帽子の着用をお勧めします。
水筒など、準備を整え森林浴・自然観察などお好みの内容でお過ごしください。

 

平成28年5月18日(水曜日)

写真:ヒオドシチョウ幼虫

今日は、たくさんのヒオドシチョウの幼虫が蛹(さなぎ)になるためぷら下がっている姿を見ていると、寄生バチが来ているのを発見しました。
寄生バチは、宿主となる幼虫の体に卵を産みつけ、ハチの幼虫は宿主の体を食べて大きくなります。なので、今回寄生されてしまったヒオドシチョウは、成虫になることはないと思われます。
よく見てみると他の幼虫にも来ており、きれいなチョウが出てくることを予想していたので、少しがっかりでした。
しかし、自然界はすべての生き物がつながっている成り立っているのですから、仕方のないことです。自然界は、厳しいものですね。

平成28年5月16日(月曜日)

写真:コアジサイの花

コアジサイの花が咲き始めました。
薄紫色の花が涼しげです。
さくらのみち、ちごゆりのみちなど園内の木陰にひっそりと咲いています。

写真:コジャノメ

コジャノメが園内を飛び始めました。
コジャノメのジャノメとは「蛇の目」のことです。翅についている蛇のような大きな模様で、天敵の鳥たちを驚かすという説があります。

平成28年5月7日(土曜日)

写真:ヤブデマリの花

ヤブデマリが満開です。
スイカズラ科の植物で、白く目立っているのは花ではなく、装飾花(そうしょくか)という飾りです。まん中に集まって咲いている小さな花が、この木の本当の花です。
イトトンボの沼の周りなどは、花の位置が低く観察するのにピッタリなので、装飾花とまん中の花の違いを観察してみてくださいね。
 

写真:トチノキの花

ハンミョウ広場のトチノキの花が咲きました。
トチノキの花は、1.5センチほどの小さな花が集まって長さ15-25センチほどの直立した花序(かじょ)となります。今年は、低い見やすい位置にも咲いており、香りも良い花ですので、いらっしゃる際にはぜひ香りも嗅いでみてくださいね。
虫たちにも人気の木で、アゲハの仲間、コマルハナバチや小さな昆虫が、花粉集めや吸蜜のために沢山集まっており、木の下にいくと虫の羽音が聴こえてきます。

平成28年5月2日(月曜日)

ゴールデンウィークの3日(火曜日)から5日(木曜日)まで、レンジャー(指導員)が観察の森の中をご案内するレンジャーウォークを受け付けています。
トンボやチョウ、オタマジャクシ、新緑の森で何が見つかるでしょう。
各日、午前10時から午後3時の間、ネイチャーセンターで随時受付をしています。

写真:春の森を案内している様子
昨年のレンジャーウォークより

長袖・長ズボン・首かけタオル・帽子・歩きやすい靴でおいでください。
まだ、暑さに慣れていないこの時期には、水筒もお持ちください。

さて、観察の森は、友の会というボランティアの方々に支えられています。
ゴールデンウィークの「春のつどい」は友の会の昨年度の総まとめと、新しい季節の始まりを楽しむ行事です。

「春のつどい」も同じく3日(火曜日)から5日(木曜日)、午前9時から午後3時まで開催しています。
どなたでも自由にご覧になれますので、ネイチャーセンター内レクチャールームにお気軽にいらして下さい。

主な展示内容は以下の5つです。

  1. 友の会活動報告(友の会主催の様子を写真でお知らせしています)
  2. 会員情報コーナー(写真や観察記録、クラフトなど会員の皆さんのスペシャル作品)
  3. カービング作品展示(手作りのバートカービングの作品です)
  4. みんなで作る森の地図(森で発見した情報をお寄せください、森の生き物マップを作りましょう)
  5. 鳥のバッチ作り(アクリル絵の具で自分だけの鳥のバッチを作りましょう、材料費100円です)

写真:昨年の行事の様子


友の会主催の行事には「正月飾りとイモ煮会」、「竹細工と餅つき会」などがあります。活動報告の写真から皆さん楽しそうに過ごしているのが伝わってきます。

写真:小さな鳥のバッジ


大きさ4センチメートル程のかわいい鳥のバッジ。後ろにピンが付いています。リュックや帽子、好きな場所につけられます。材料費として100円をいただきます。

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〒376-8501 群馬県桐生市織姫町1番1号
電話:0277-46-1111 内線:747 ファクシミリ:0277-45-0088
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