桐生自然観察の森 園内情報 平成28年9月

ページ番号1010186  更新日 平成28年9月21日

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平成28年9月21日(水曜日)

台風16号は温帯低気圧になりましたが、連日の雨で観察の森の沢は水量が増し、ザアザアと鳴っています。
普段は水の無い所に、土手から浸み出した水が流れを作っています。

こんな日の午前中は、まず園内点検です。職員総出で危険な場所はないか見回りです。
濡れた木道や丸太の階段は思っているよりもつるりと滑り、ひやっとすることがあるので、雨の日は足元をお気をつけ下さい。

今回は強い風が吹かなかったせいか、倒木など危険な場所はありませんでした。

写真:紅紫色のツリフネソウ

管理ヤードの木道の周りに紅紫色のツリフネソウが咲いています。昨年はシカに食べられ花の数がとても少なかったのですが、今年はいくつも見られます。
近くで見ていただくと、花を上から吊り下げています。横から見ていただくと、筒状の花の後ろは狭まりクルクルと丸まっています。この部分に蜜があるので、ハチが花の中にもぐっている姿を良く見かけます。
蕾がよくついているので、例年どおり10月いっぱい楽しめそうです。ぜひ、いらして下さい。

 

平成28年9月15日(木曜日)

写真:ヤマジノホトトギス

サワガニの沢向こうの土手に花を見つけました。ヤマジノホトトギスです。葉の腋からいくつも花を咲かせているので、うれしく思いました。ヤマジノホトトギスの葉はシカが好きで、花が咲く前に食べられてしまう株も少なくありません。なので、こんなに花の多い株を見られて、ほっとしました。例年9月いっぱいは楽しめます。

写真:ヒスイのようなもの

葉の上に直径1センチメートル程の丸い緑色のものがありました。球の縁が黄色く縁取られ、きれいなグラデーションになっています。まるで宝石の翡翠のような輝きでびっくりです。近くでじっくり見ようとして2度目のびっくりです。葉の上で休憩中のワキグロサツマノミダマシというクモでした。正直、苦手意識を持つクモに対して美しいと感じた自分にもびっくりです。今まで少し距離をおいて見ていたクモですが、これからは1歩2歩近づいて観察できそうです。

平成28年9月9日(金曜日)

台風が過ぎ去り、久しぶりに穏やかな天気でした。

写真:ミヤマアカネ

ネイチャーセンター前で虫たちを見ていると、ミヤマアカネが何だか笑っているような顔で留まっていました。
天気が良く、気温が上昇するような日は、昆虫だって機嫌が良くなるのかもしれません。

さて、そのすぐ近くでは、キタキチョウがキツネノマゴの花で吸蜜しています。
そのキタキチョウ、蜜を吸った後でネムノキの幼樹に向かい、何やらしています。

写真:キタキチョウ

チョウが飛び去った後にネムノキの葉を見てみると、そこには卵が!

写真:キタキチョウの卵

白い物が、葉の上にポチッとついているの、分かりますか?
直径0.5ミリメートル、長さ1ミリメートル程度の命のカプセルです。

他にもアカネトンボの仲間、カマキリの仲間、バッタ・コオロギの仲間など、自然観察の森ではたくさんの昆虫たちに出会うことが出来ます。

ただし、自然観察の森では「見るだけ」です。
捕まえても「見るだけ」、持ち帰ることはできません。
かならず捕まえた生き物は放してあげてください。

ルールをお守りいただいて、楽しく自然観察をしてください。

平成28年9月8日(木曜日)

写真:ヒキガエル

本日は、雨が降ったり止んだりの観察の森でした。
そんな天気の中、ネイチャーセンター前の階段を上がろうかどうしようか悩み中かな?と思わせるようなヒキガエルを発見。センター前にたくさん落ちてるトチノキの実とほぼ同じ大きさの小さめのヒキガエルでした。雨が降っていてムシムシしているので、カエルも活発に活動しているようです。

平成28年9月7日(水曜日)

 今日は、桐生市立中央中学校2年生の3人が職場体験に来てくれました。街中の中学生ですが、自然が好きという理由でこの観察の森を選んでくれました。朝から園内整備・園内調査・アメリカザリガニの駆除・ネイチャーセンターの展示作成など、当施設の仕事を少しずつではありますが体験してもらい、そんな中で見つけた三者三様の秋を紹介してもらいます。

写真:白いきのこ

園内調査をさせて頂いた際に、この白いきのこがいろんな場所に生えているのを見つけました。傘の表面に先の茶色いトゲがたくさんありました。また、土に埋もれている付近の部分はぼこぼこした白いこぶらしいものがありました。職員さんにお話しをうかがったところ、この白いきのこには毒があるそうです。
他にもたくさんの種類のきのこを見つけましたが、自分の中でこのきのこが一番美しいと思ったので紹介させていただきました。

写真:ジョロウグモ

今日の園内調査で、ジョロウグモの巣を見つけました。
このクモは3層の巣をつくり、まん中の層がクモの住み家で他の外側の層に真ん中の層に付いた葉っぱなどのゴミを付けていました。黄色と黒色の足がとても特徴的で印象に残りました。そして、住み家をいつでもきれいにしておきたいきれい好きなところがとてもおもしろかったです。

写真:オトコエシ

秋の新しい発見がありました。オトコエシ(男郎花)という花が咲き始めていました。オトコエシは、秋の花です。名前に男と入っていますが、とても可愛らしい白い花でした。

職業体験学習で最初に園内の整備をしました。来られるお客様が気持ちよく道を歩ける様に、トチの実を掃いたり、木にひっかかってしまった枝を落としたりしました。この仕事は、お客様の安全に関わる特に大事な作業でした。園内調査では、危険な生物と言われるスズメバチの仲間やマムシに出会いましたが、こちらが何もせず後ろに下がるとどこかへ行ってしまいました。危険な生物でも対処方法を知っていれば共存できると思いました。今日園内調査で発見したことを、ホームページを通して発信できることも、この仕事の魅力だと思いました。

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